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皆さんに、ご迷惑やらご心配をお掛けして。。。
2006-06-03
笑顔でいいのかな。。と思いつつも、元気そうな姿で photo by youko
半月振りにやっと日記がUPされたと思ったら。。。
こんな姿で、本当にすみません!!!
私の不注意から怪我をしてしまい、関係各方面の皆様他、多くの方々にご迷惑やらご心配などお掛けして、申し訳ありませんでした。
実は先月末、5月27〜28日に掛けて行われた朝日岳方面遭対協の訓練に参加していた私は、全く自身の不注意から、帰路の町道湯の瀬〜北又線(通称・林道)を歩行中に転倒。
ステンと尻から落ちたのですが、その時に、瞬間足を捻ってしまいました。
結果、右足の腓骨(ヒコツ、くるぶし側の骨)を骨折し、靱帯も損傷してしまいました。
すぐさま救急でA総合病院で診察を受け、月曜日には主治医であるY先生の病院に入院、火曜日に手術を受けました。
術後の経過は順調で、お陰様で本日退院となり、帰宅したところです。
今回の件では、遭対協の訓練中ということもあり、県警山岳警備隊員及び救助隊員のメンバーが同行していたので、事故後の処置も適切で、素早く対処して頂いたお陰で、「不幸中の幸い」というほどの怪我で済みました。
『よそ見をして歩いていた』という、全く初歩的なミス、及び自らの不注意が招いた事故ということで、本人は深く深く反省しているところです。
もちろん、小屋には入ります!!
なお、ギブスはしておりますが、小屋開け(6月18日に延期)までには、装具等になれるかもしれないというY先生のお話もあり、ヘリコプターでの入山には支障はない予定です。
小屋が忙しくなる7月中旬までには、何とか元の状態近くまで戻れるよう、リハビリにも励みます。
朝日小屋にお出でくださる登山者の皆様にご迷惑が掛からないよう、頑張るつもりです。
本当に、申し訳ありませんでした。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2006/06/d20060603a.html
原因は、「よそ見」
2006-06-03
『背負い搬送』。。。「訓練」のはずが、「実践」に 06.5.28
上の写真は、右足を固定されて、『背負い搬送』されている私です。
私を背負ってくれているのは、今年春から朝日岳方面遭対協救助隊員になったばかりの若きホープ、南部君。
左端は、県警山岳警備隊員の谷口さん。
真ん中で、南部君と私を後ろから補助・確保してくれているのは、今春から入善署に配属になった県警山岳警備隊の丸山分隊長。
怪我をしたのは、車を置いてある場所まであと15分程の場所だったでしょうか。
林道は、未だ道路整備も除雪も終わっていない状態。
しかし私が怪我をしたのは、「何でもない所」でした。
林道に雪が急な斜面で残っていたり、デブリが出ていて道路を塞いでいたり、土砂が出ていたりする、いわゆる「注意箇所・危険箇所」が全て終わって、あとは“何でもない”林道をタラタラと歩くだけ、という場所でした。
“要注意の箇所”を何箇所か過ぎて、「もうすぐ、車」ということで、きっと気が緩んでいたのでしょう。
確かに、「よそ見」をしていました。
まっすぐ前を見ていなくて、横の斜面に気を取られていました。
私が転倒した林道の場所は、当時、朝からパラついた雨で濡れていて、しかも濡れた小石や木の葉、木の枝が道路上にたくさん落ちていたのでした。
何の上に乗ってしまったのか、全く覚えもないのです。
まっすぐ前を向いていたら、多分免れた事故だったかもしれません。
原因は、「よそ見」です。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2006/06/d20060603b.html
今夜は、おとなしく休みます…
2006-06-04
これから、縫合部の消毒…こんな写真でゴメンナサイ!!
夕方、縫合箇所の消毒をして頂きました。
その時点で、未だ少し患部が腫れているとのことで、今夜はおとなしくして早く休むようにとの指示が出ました。
とりあえず今夜は、患部をアイシングして寝るように、トイレ以外には余りうろうろと歩かないように、熱を測るように、薬の飲み忘れに注意すること、など等…主治医のY先生から。
18日の小屋開けには、きっと間に合いますように…。
そして、怪我はしたけれども、シーズンを無事に乗り切れますように…。
そのためにY先生も「力を貸しましょう!」と約束して下さったのだから、ここで無理をしてはいけません。
とにかく、「抜糸」とギブスが外れるまでは…。
今夜は、おとなしく休みます。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2006/06/d20060604a.html
「安全祈願祭」に出席して
2006-06-04
いつもの年以上に、シーズン中の「安全」を祈願して…
今日の午前中、町道湯の瀬〜北又線の入り口付近において、朝日岳の今シーズン中の安全を祈願して、関係者が多数参列して「安全祈願祭」が執り行われました。
退院翌日でしたが、今回は、特にいつもの年以上に『安全』を祈願して、私も出席してきました。
上の写真は、松葉杖で祭壇前に進み、神妙に手を合わせる姿を、BANちゃんが撮ってくれたものです。
退院直後とはいえ、シーズンはもう半ば始まったようなもので、明日からも忙しい毎日が続きます。
無理せず焦らず、でも「超特急!」で、シーズン開始・小屋開け直前の準備に入る私です。
書きたいこと、書かなければいけないことも、それこそ山ほどあるのですが、今日はここまで。
今夜は、休みます。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2006/06/d20060604b.html
「山開き登山会」が、2週間延期となりました!!
2006-06-05
5月28日の越道峠…例年と比べて、残雪が多い
今年の朝日岳夏山シーズンの始まりとなる『山開き登山会』が、2週間延期となり、7月8日〜9日に行われることになりました。
今年の北アルプスは、どこの山域でも例年になく残雪が多いことが報告されており、薬師岳の登山会も2週間延期となったということで、朝日岳周辺でも予定通りに山開きが行われるかどうかが懸念されていました。
先週初めから、関係機関が協議した結果、登山会の延期が決定されました。
登山会の実施には、登山者の皆さんの安全確保が最優先されます。
またアプローチを考えた場合には、町道湯の瀬〜北又線(通称・林道)の通行が可能にならないと、大勢の登山者の輸送が円滑に行えません。
6月5日現在、林道は昨年の崩壊箇所の本格復旧工事が行われている最中で、その先の除雪は未だ終わっていない状況にあります。
また今冬の大量の積雪の影響により、修繕が必要な登山道が多々あると思われますが、大蓮華山保勝会が登山道整備に入るにしても、林道の通行が可能にならなければ効率よく作業が出来ないのも現実です。
そのような状況を諸々考慮した上での、今回の『登山会・延期』の判断となりました。
山開き登山会を楽しみにしていらっしゃった皆様には、大変ご迷惑をお掛けしますが、何卒よろしくお願い致します。
またそれらに伴って、山開き登山会の定員に若干の余裕があると聞いております。
もし、日程が変更になり、また心配していた雪の状況も例年並みになる時期ということもあって、山開き登山会に参加してみたいという方がおいででしたら、朝日町役場(TEL 0765-83-1100)へお問い合わせください。
くれぐれも、この延期は、「私の骨折」のせいではないのですょ。
念のため。。。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2006/06/d20060606a.html
小屋開けも「1週間」延期して、6月18日に!!
2006-06-05
越道峠から北又方面へ下がったところ、未だかなりの雪 06.5.27
山開き登山会が2週間延期となったことを受けて、小屋開けをどうするか。
少し迷いましたが、私たちは1週間だけ延期して6月18日に入山することにしました。
山開き登山会の延期の報告を受けたのも、小屋開けの延期を決定したのも、金沢のY病院のベットの上。手術の翌日は、関係する所への電話連絡等に追われました。
私がこんな怪我をしたものだから、神様が「あ〜ぁ、ホントに!!いつものことながら、世話の焼けるヤツだ!!」と、救いの手を差し延べて下さったのか…。
なんて、自分に都合のイイことを言っている場合じゃありませんよね。
未だ、物品の注文も終わっていないし、買出しも手を付けていない状況では、寝てばかりもいられません。
今日は休養に努めましたが、お陰様で口と頭は何ともなかった(!?)ので、頑張らなくては。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2006/06/d20060606b.html
電話…ちょっと不自由なので
2006-06-05
まだ除雪が終わっていない「林道」、この5分後に事故をおこした 06.5.28
退院してきたら、何本もの留守電が入っていました。その中には、ご予約のお客様からのものも、あったと思います。
今日も、朝からご予約やお問い合わせの電話が掛かってきています。
今の私は、家の中を松葉杖を使ったり、這いずったり、片足で“ケンケン”をしたり。
そのため、電話に出るのが遅くて、時として切れてしまうこともあります。
なるべくベット脇に置いたり、持ち歩いたりしているのですが、シャワーを浴びていたりトイレに行っていると、思うようにいきません。
ご迷惑をお掛けしますが、もし電話に出られなくて留守電になってしまったら、「予約の電話です。番号は…」と録音しておいて下されば、こちらから掛け直しますので、何卒よろしくお願い致します。
上の写真は、転倒して怪我をする直前に撮った写真です。
こんな注意を要する箇所を何度も通りながら何ともなかったのに、このすぐ5分くらい後に、何ともない場所でステン!と。。。
あ〜〜ぁ、とため息をついても始まらない。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2006/06/d20060606c.html
私は、やっぱり 『ギリギリ女』 …
2006-06-06
富山県警山岳警備隊、左から黒川隊員、谷口隊員、丸山分隊長 06.5.28
ホントに!!(…怒り、呆れて…)
いつもいつも「ギリギリ」なんだから!!
どこかから、聞こえてきそうなセリフです。
去年の婦人科の手術の時も、あと1ヶ月あとだったらと思うと、ゾッとしたものでした。
それでも、周りのみんなは口を揃えて「ギリギリだったけど、今の時期で良かったじゃない。小屋開けにも間に合ったし」と言ってくれました。
でも今回は、怪我をしたことを告げると、みんな異口同音に、「はあ〜ぁ(!?)。。。」
皆心配はしてくれているものの、事故の様子と怪我の程度を聞いて、きっとこの言葉の裏には、「またぁ!?」という思いもちょっとあったのかも。
無理もありません。その度に周りには、とても大きな迷惑を掛けているのですから。
私自身も、情けないデス。
実は、転倒して怪我をする1時間足らず前には、越道峠でグリセードの練習や滑落停止訓練を少ししたのですが、「ゆかりさん、もう一度やりませんか?」という警備隊員の声に、「うぅん(と、首を横に振り)小屋開けまであと2週間だから、ここで怪我をしたらエライことになるから、やめておくヮ」と言っていたのです。
いつも、なかなか腰が上がらず、ギリギリにならないと行動しないという私の性格は、すでに関係者の間では了解済みというか、なんというか。
そうでなくても、オフシーズンの間にやっておくべきことを、いつも小屋開け直前にならないとやり始められないという、「ギリギリ女」なのです。
…今回も、そういう意味では、本当に「ギリギリ」…
関係者の皆さん、すみません!!
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2006/06/d20060606d.html