北アルプス 朝日小屋

朝日小屋 TEL 080-2962-4639(衛星電話)
北又小屋 TEL 0765-84-8809
開設期間外 朝日小屋連絡所
 〒939-0711 富山県下新川郡朝日町笹川 清水ゆかり
 TEL & FAX 0765-83-2318

「ば〜」の喜び

2007-02-01

生後40日目の、「謙信」です    07.1.29の画像

生後40日目の、「謙信」です   07.1.29

 滅多に顔を見ない「謙信」だけど、やっぱり“赤ちゃん”はいいですねぇ。いつまで見ていても、飽きません。
 
 大きく生まれてきたから(出生時3,600g)かもしれませんが、この世に生を受けてからわずか40日しか経っていないことが信じられないくらい、しっかりしているような気がします。
 しばらくぶりに会うと、その成長の速いことに驚かされます。

 私もそうでしたが、長女もたくさん母乳が出るようですし、赤ん坊も上手に飲んでくれているようで、安心しました。

 「ば〜」も頑張らなくては…!!と、思わせてくれるから、“カレ”は不思議な存在デス。

 

無 題

2007-02-02

前朝日と朝日小屋   06.7.19の画像

前朝日と朝日小屋   06.7.19

 「気分は28歳!」…いつもそんなコトを口にしている私ですが、実際の年齢は、この日記にはあまり載せていませんね。

 今日は、ホントの年齢を書いた上で、少し自分の正直な気持ちを綴ってみたいと思います。

 今、私は49歳。今年11月の誕生日を迎えると50歳になります。そんな年になりました。
 
 私の同級生で4月生まれのSさんが、昨年誕生日を迎えて49歳になった時、こんなことを言いました。
 「…俺、50歳になってからの一年より、50歳になる直前の49歳からの一年間を大事にしたいと思っているんだ」
 
 その時は何気なく「ふ〜ん」とだけしか思わなかった言葉でしたが、自分自身が49歳を迎えて、あと10ヶ月したら自分も“大台”の50歳になるんだと思った時、彼のひと言がすごく重みを持って感じられました。

 50歳。
 もうそんな年齢になるんだ、私も。
 そう思いました。

 「49年」生きて来て、『普通』の人生だったと言えば、ごく「ふつぅ」の人生だったし。
 でも『いろいろ』あったと言えば、確かに“少々”波乱万丈のようでもあったし。

 誕生から幼少時代、学生時代、そして23歳で恋愛結婚、24歳で長女を出産。
 次女・三女の双子、そして四女をもうけて、忙しかったけれど平凡に暮らしていた毎日。子育てをしながら、家の農業も手伝いながら勤めにも出て、PTA活動や地域活動に明け暮れ充実していた日々。
 40代前半での父の死、そして「方向転換」。病気や怪我も経験したけれど、多くの周りの人たちに支えられ、山小屋管理人の仕事に“生きがい”も“やり甲斐”も見つけました。

 「25年」をひと区切りと思えば…
 
 生まれてから結婚までの、25年。
 子育てに明け暮れて、その子育ても一段落し、そして「ば〜」になるまでの、25年。
 そしてこれからの、25年。

 49歳、そして迎える50歳。今その区切りの時を前に、いろいろ思うことがあります。
 
 もし平均寿命まで生きられるとしたら、これから迎える25年間は、どう過ごすべきなのでしょうか。

 50歳。
 「老い」を前にしていることは確かなのでしょうけれど、まだ「老後」“だけ”を考えるには少し早いような気もしますが。
 
 「その時」を前に準備をしつつ、でもまだエネルギッシュに『私らしく』、後悔をしないように毎日を過ごしたい、最近つくづくそう思います。
  
 笹川に連絡所を開設した頃、いろいろありました。
 落ち込んで落ち込んで、「鬱」のような状態になった時も。
 
 でも今思うのは、
 『そんな人生を送ろうと思って、今まで頑張ってきたんじゃない!!』
ということ。

 だから、私の50歳からのこれから先は、明るく元気に頑張りたいのデス。

 時々は、落ち込んだり悩んだりすることももちろんあるのでしょうけれど、しっかり前を向いていたいのです。

 時々同年代の方々から、「ゆかりちゃん、もう結構な歳なんだから」とか、「私たち、もう若くないんだから」というような言葉を聞くようになりましたが、実は私自身は、あまりそんな風には考えないんですょ。何事も「歳だから」と思ったことはないんです。まだまだ若いつもりでいますから(苦笑)。
 
 近視なのでコンタクトレンズや眼鏡を愛用している私ですが、最近は少し「老眼」も入ってきて苦労しています(苦笑)。
 
 目尻の“シワ”が少しづつ気になるようになり、黒髪にも白いものが目立つようになりました。「重力」には逆らえず、身体のいろいろな部分が下へ下へと“移動”します(苦笑)。
 でも、そんなことはあまり私にとって重要なことではありません。年相応なのですから(微笑)。

 一昨年には婦人科の手術をしましたが、お陰様で「更年期障害」を自覚するような症状は現れず、今のところはちょっと体重増加が気になる毎日ではありますが、元気にしています(微笑)。
 
 オフシーズンになると、それまでの(シーズン中の)疲れがドッと出てしまい、それが溜まると心身ともどうしようもなくなることもありますが、これからはもう少し「自分をコントロールする」ことも出来なくてはいけないでしょう。

 それでも「歳だから」とは思わないんです、実際。
 
 ミニスカートが、かなり無理があるようになって来たとは、感じていますが(苦笑)。

 4人の子どもたちはと言えば…
 昨春には長女が結婚、12月には無事に子どもが産まれて、私は「ば〜」になりました。これも順繰りなのです。
 今春、次女と三女の双子は学生生活に別れを告げ、それぞれ小さな頃からの夢を実現して職に就き、社会人となります。
 また、四女は音楽の道を目指して大学受験。結果はどうなるか未だ分かりませんが、この春あるいは来春にはひとまず親元を離れる予定。

 子どもも四人四様(ホント!)、頑張って来たつもりの私の子育ても、とりあえず先が見えて来たと実感している今日この頃です。

 …そしてつらつら思い考えるのが、これから先の『自分』。

 私は、やっぱり『元気』でいなくてはいけませんね。
 登山者の皆さんから元気を貰い、周りの皆さんからも元気を貰い、自分も元気で過ごすこと。そして、山小屋で元気な顔で皆さんをお迎えすること。
 それが、そんな生き方が、私らしいのかもしれません。

 いろいろ長々書きました。
 つまらない話を聞かせてしまったかもしれません。
 「決意」とまではいきませんが、この頃つくづく思うことを書いてみました。

 先日の「山に生きる」というNHKの番組を見た知り合いたちが、76歳になる“仙人池のかあちゃん”(志鷹静代さん)を見て「ゆかりちゃんも、きっとここまでやるんだろうなって思った!」そうです。
 静代さんに比べたら、私はまだまだ。年齢差も27歳あります。
 静代さんくらいになったら、ホンモノの「仙人」のように登山者の皆さんにも接することが出来るようになるかもしれません。
 それまで、頑張らなくっちゃ!!!

 最近思うことを、書いてみました。

7年ぶり!!!

2007-02-03

フレッシュテニスを楽しんで  笹川地区の体育館にて  07.2.3の画像

フレッシュテニスを楽しんで  笹川地区の体育館にて  07.2.3

 「ゆかりちゃん、今晩体育館でフレッシュテニスやるんだけど、良かったら出て来ない!?」

 夕方、近所のKさんから連絡が入りました。
 先日班の新年会に参加した折、山から下りて来ている間、何か身体を動かしたいこと、もし笹川の皆さんの仲間に入れてもらえたら、と話をしていたら、早速お誘いがあったというわけです。

 実は中学時代はバレーボール部に所属し(“万年補欠”だったけど)、結婚してもずっと地域の皆さんと軽スポーツや和太鼓のサークルに参加して、年中汗を流していた私なのですが、山小屋の管理人をするようになってから、チームでやるスポーツから完全に遠ざかって、早や7年近くが過ぎました。

 「一人で黙々とやる」ことが、どうも苦手らしい。。。そんな自分の性格を分かった上で、皆さんとワイワイ楽しく身体を動かすことがしたいなぁ、と最近強く思うようになってきました。

 …“フットワーク”よろしく、身体を動かしたい。
 …それからオフシーズンの間は、毎日決まった時間に起きる必要がなく、会社に出勤するということもなく、どうしても生活は不規則になりがち。そして山に出掛けたりする以外は、かなり家に閉じこもりがちになるので、それを避けたい。

 そんな私のコトを誘って下さったのが、ご近所の皆さんです。

 今日は、フレッシュテニスの日でした。

 硬式・軟式はもちろんのこと、フレッシュテニスも初めてでしたが、それはもう、ホントにホントに、楽しかったです!!

 黙々とランニングだけ、というのがどうも苦手なのですが、運動前の準備体操としてゆっくり身体を慣らしていくために体育館を何周もするのならば出来ます。

 もちろん、7年ぶりにそんな運動をするのですから、用心しました。何しろ、骨折から“完全復帰”したばかりなのです。末娘にも、よくよく注意されて出掛けました。

 町の体育館までわざわざ出て行くのも、億劫になりがちですが、歩いても5分の所にある施設、そして声掛けして下さる皆さんに誘われて、今度からも参加してみようと思います。

 火曜日にはバトミントン、金曜日には卓球と、皆さんでワイワイと楽しく出来たらいいなと思っています。
 
 ついでに、お腹周りのお肉が減ってくれれば、これ以上言うことないのですが…。甘い考えですね。

18歳

2007-02-04

ささやかに、お祝いデス!!!   07.2.4の画像

ささやかに、お祝いデス!!!   07.2.4

 末娘の結は、今日が誕生日。18歳になりました。

 何しろ最難関の受験を目前に控えているので、今日のところは、極々ささやかにお祝い。
 自宅のホットプレートで焼肉をしてお腹一杯食べ、ケーキを頬張りました。
 そのケーキも、ちょっと可哀想ではありましたが、バースデーケーキの大きなホールのものではなく、彼女の好きそうなショートケーキにしました。盛大なお祝いは、3月末ということで…。

 2月中旬から始まる受験を目の前にして、そろそろプレッシャーものしかかって来ているような様子。「そんなことないょ!」とばかりはしゃいでみたり、雄弁になってみたり、と思えば静かになったりと、気持ちの波が読み取れるようデス。

 今日は、「立春」。暦の上では、“春”ですねぇ。

 お天気が良くて、皆さん「山」へと出掛けられたようです。私にもお誘いがあったのですが、さすがに今日は娘の誕生日ということで(いつもの年なら出掛けるのかもしれませんが、ちょっと今年は…)、辞退させてもらいました。また次の機会に、ということで。

 18歳。大人であるようでいても、まだまだ子ども。
 また逆に、末っ子でいつまでも子ども扱いをしていましたが、最近は時々妙に大人びて、ふと「女同士」を予感させるような母娘の関係でもあります。

 彼女にも、「春」が訪れてくれることを祈りつつ、もうしばらく“母”も協力しなければ。

心地良い汗

2007-02-06

今夜、笹川の体育館にて の画像

今夜、笹川の体育館にて 

 今夜は、バトミントン。
 ご近所のK美さんが、「ゆかりちゃん、行くよ!」とわざわざ呼びに来てくれました。本当に、有難いコトです。

 フレッシュテニスに続いて、バトミントンも殆ど素人。
 でも、バレーボールやバスケットやビーチボールのように、「ボール」を扱うスポーツなら、どれもこれも結構好きです。
 
 7時半から始まって、9時15分まで。10分程の休憩を挟んで、ずっとラケットを握りっぱなしでゲーム形式で動いているので、予想以上の運動量で結構汗も掻きました。
 今日も、もちろん準備体操をして、怪我をしないように。ゲームをしていても、終盤に差し掛かった頃が一番疲れてきて怪我をし易くなるので、要注意です。

 山を歩くという「行為」とはまた違った動きや面白さがあって、こういうスポーツも大好きです。
 そして何より、運動不足解消になって、また心も元気になれるようで、毎週参加したいと思います。

 快く仲間に入れて下さった、笹川体協の皆さん、有難うございます。

なかなか。。。

2007-02-08

“堀シェフ”のご馳走  山で食べられるなんて、最高デス!!   大品山にて  07.1.27の画像

“堀シェフ”のご馳走  山で食べられるなんて、最高デス!!   大品山にて  07.1.27

 次の山行きの計画が、なかなか立たない、立てられない。

 いろいろお誘いはあるものの、末娘の受験がもう目前に迫っているものだから、私自身の計画もままならず、まあこれは致し方ないか。

 山行きの準備にソワソワしている雰囲気や、楽しそうな様子は、ただでさえ敏感になっている受験生を刺激するようで、今の時期余りよろしくないかな、ちと可哀想かなと思っている。

 そうでなくとも、レッスンなども立て込んできている。11日には、K高校の「卒業演奏会」なるものが予定されていて、お陰様で出演者(演奏者)に選ばれたものだから、私も早朝からまたまた楽器(マリンバ)の運搬などに駆り出され、演奏が終わったら後片付けもあるなど、やっぱりそれなりに忙しい。
(楽器がフルートやクラリネット、バイオリンなどであれば、親御さんは楽器の運搬など関係ないのだと思うが)

 親元での生活も、あとしばらくかな。
 そう思えば、しばらくの「山行き・ガマン」もやむなし。

 それでも。。。
 やっぱり何処かへ行きたいなぁ。
 

今日の一日

2007-02-10

大事なマリンバ、私がちょっと触っても怒るくせに…   07.2.10の画像

大事なマリンバ、私がちょっと触っても怒るくせに…   07.2.10

 楽語(音楽用語)では
  マリンコリア…憂うつ
  コンブリオ …生き生きと
  コンアモーレ…愛情をもって
               と、言うそうです。

 今日、私が娘の結から教わった、というか発せられた言葉です(苦笑)。
 「今日は、朝からマリンコリアだ!」とか、「もっと、コンアモーレに接して!」とか。夜になったら「私、コンブリオしてきたワ!」とか(苦笑)。

 私大の試験まで、あと一週間。
 「気持ち」がそのまま微妙に『音』に表れる、そんな世界。
 毎日毎日、隣の部屋で娘のマリンバを聴かされていれば、彼女の心のわずかに揺れ動く様子が、音を通して伝わってきます。

 明日は、「卒業演奏会」。
 狭い試験会場で、試験官相手に実力を全て出し切らなければいけない入試当日も、彼女にとっては緊張の時間でしょう。しかし、在校生や外部からのお客様を前にした「卒演」も、きっとかなりのプレッシャーに違いありません。

 今日は、午後から長女が謙信を連れて連絡所にやって来ました。助産師の卵・次女のはるかも一緒なので、とても安心です。

 遠慮のない四人姉妹が揃えば、女ばかりワイワイと賑やかです。私も、昔の自分を思い出します(私自身が四人姉妹の長女)。

 生後50日目の謙信は、元気にすくすくと育っている様子。
 今日は年若き叔母たちが、まるで“おもちゃ”のごとく扱い可愛がってくれていました(微笑)。
 
 ここ10日位は、昼夜逆転で大変だと娘は言っていますが、「そうやね、可哀想だけどそれが子育てだわょ!」と「ば〜」はひと言。
 
 「おんぶに、だっこ」の双子を育てた時代もありました。農作業をし勤めながら四人目を育てた、そんな時もありました。
 
 母は強し!!…長女も、そして私も頑張れるはずです。