北アルプス 朝日小屋

朝日小屋 TEL 080-2962-4639(衛星電話)
北又小屋 TEL 0765-84-8809
開設期間外 朝日小屋連絡所
 〒939-0711 富山県下新川郡朝日町笹川 清水ゆかり
 TEL & FAX 0765-83-2318

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「秋山登山」の注意点

2010-09-15

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秋山登山の注意点を話す、富山県警山岳警備隊・高瀬隊長  NHKニュースより

 これから先の季節、「秋山登山」における注意点について。

 本日放送のNHK富山放送局のニュースで、富山県警山岳警備隊・高瀬隊長が話しておられた内容を元に述べたいと思います。

天候の急変に、要注意!

 秋山は、天候が変わりやすいのが特徴です。

 台風や秋雨前線の発生などにより、山岳地帯の気象は大きく変化します。

 情報の収集をし、的確な判断をお願いします。

防寒対策を、確実に!

 里では残暑が続いていても、山の上では確実に季節が変化しています。

 朝日岳周辺でも、例年9月中旬には初霜や初氷、9月下旬から10月初旬には初雪が降ります。

 ここ数日、標高2,150mの朝日平では最低気温が10℃以下、日中の最高気温でも15℃前後となっています。

 標高2,932mの白馬岳では、気温は確実に5℃近く下がります。風の強い稜線では、体感気温はもっと低いはずです。

 防寒・防風対策は、しっかりと。ニットの帽子や、手袋などの装備も忘れずに。

「早発ち、早着き」で!

 9月下旬になれば、日の出は午前5時半頃、日の入りは午後6時前となります。

 一日のうち、行動できる時間が、どうしても夏に比べて短くなります。

 早めの出発、といっても夏のように早朝3時半からの出発というのも、なかなか難しくなりますが、どんなに遅くても登山口や前泊の小屋は、午前6時前には出発するようにして下さい。

 夏のシーズンであれば、「小屋の到着は、午後4時になっても…」と考えられるお客様もいらっしゃるようですが、秋はぜひ「午後3時前の、小屋到着」をしっかりと心掛けて下さい。

登山計画書の提出を!

 朝日岳周辺の秋山は、夏の時期に比べて、ガクンと入込みが少なくなります。

 行き交う登山者の数が激減し、時に平日では、誰一人とも行き会わないということもあります。

 山小屋へのご予約ももちろん、登山計画書の提出、留守家族への連絡もお願いします。

 静かな山歩きを楽しむには良い時期ですが、夏山とは違ったリスクもある『秋山登山』です。

体力に見合った山を選び、

万全の準備の上、体調を整え、

無理のない計画と行動を。

 くれぐれも、朝日小屋からもお願いします。

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今シーズン、朝日小屋の営業について

2010-09-15

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秋の風情漂う、9月初旬の朝日小屋

 今シーズンの朝日小屋の営業期間について、お知らせ致します。

 朝日小屋は、今シーズンも例年通りに、

10月11日「体育の日」までの営業を予定しております。

ご宿泊が可能なのは、10月11日(月・祝日)までです。

ただし、必ずご予約をお願いします。

 朝日小屋では、諸般の事情から、普段でも「ご予約必須」「ご予約必要」でお願いしておりますが、小屋閉め直前の頃は、ぜひともご予約を入れて頂きたくよろしくお願いします。

 お1人様でも、ご予約は承っております。

 キャンセルされる場合には、必ずご連絡をお願い致します。

 小屋を閉めてスタッフが下山するのは、10月13日(水)です。

日が短く、天候の急変もありうる、秋・初冬の時季です。

くれぐれも「安全登山」に留意されますよう。

コース状況、登山計画などについて、ご相談を承ります。

 お気軽に、お電話下さい。

糸魚川バスの時刻 

2010-08-24

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「吹き上げのコル」付近から、蓮華温泉への道を見る  左は「五輪山」 10.8.18

糸魚川バス 糸魚川~平岩~蓮華温泉線

運転期間 8月24日~10月12日の間・毎日2往復

 糸魚川駅前発   平岩駅前発   蓮華温泉着

   8:15         8:55        9:55

               12:20       13:20

 蓮華温泉発   平岩駅前着   糸魚川駅前着

  10:10       11:10

  13:35       14:35        15:10   

 蓮華温泉着(9:55)では、朝日小屋までの山行は、かなり時間的に無理となるでしょう

 蓮華温泉発(13:35)では、朝日小屋を早朝に出発する必要があります

 上記のことを念頭において、山行計画を立てて下さいますよう、よろしくお願い致します。

「水平道」の現在の状況について

2010-07-20

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「水平道」と「頂上廻り」の分岐点の様子

 「日記」のコーナーにも載せましたが、「水平道」には未だ雪が残っていますので、くれぐれも気を付けて下さい。

 特に、『スリップ・転倒』や、薄くなった雪の『踏み抜き』には要注意です。

 また、木道と雪の境目は、特に滑りやすいので気を付けて下さい。

 雪の様子は、日ごとに変化します。
 好天が続いていますので、雪解けも進んでいます。

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日ごとに様子が変わるので、雪が薄くなっていることに注意を払って

 朝日小屋からも頻繁に出掛けて点検しますが、装備の携行についても、また通行についても、最終的には各自の責任での判断が要求されますので、よろしくお願い致します。

「水平道」は、通行できます!

2010-07-16

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「水平道」と「頂上廻り」の分岐点  『通行できます!』の看板あり

 「水平道」が、通行できるようになりました。

 ただし、未だ雪はあります。

 通行に際しては、「踏み抜き」「滑落」「スリップ・転倒」などに、充分注意して下さい。

 梅雨の雨では、融雪が進む反面、硬く締まった雪が「氷化」しています。
 特に、木道と残雪の境目は、ツルツルして滑り易くなっています。

 雪上の歩行が不安な方、苦手な方などは、今しばらくの間、アイゼンを携行されるのが良いでしょう。

 「早出、早発ち」は、山の大原則。

 雪上の慎重な歩行、またアイゼンの装着などを考えると、全体にコースタイムよりも多めに時間をみて、早め早めの行動をお願いします。

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今日の「水平道」の様子 ベンガラでマーキング
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今日の「水平道」の様子 「踏み抜き注意」の看板
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今日の「水平道」の様子 硬く締まった雪の状態

蓮華温泉方面、今日の様子

2010-07-15

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「吹き上げのコル」から下方を見る  夏道(木道)も露出してきた

 今日は、一日がかりで蓮華温泉方面の登山道の確認とステップ切りに出掛けてきました。

 残雪は、未だ「平年並み」にあります。

 登山道には未だ雪が残っていますが、道迷いしないよう、ベンガラでのマーキングもしっかりしてあります。

 今日時点で、比較的雪が多いのは、

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八兵衛平から、五輪の森側
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上の写真と同じく  八兵衛平から、五輪の森側
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「吹き上げのコル」の直下
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朝日岳山頂の直下

 いずれの箇所も、急斜面ではステップを切ったり、トラバースする場所では「トラバース道」を作ったりして来ました。

 しかし、雪の上を歩く技術や実力は、各人各様です。

 朝日小屋のアルバイトが長靴で歩く場所であっても、しっかりした登山靴を履いた方が足がすくんで歩けない、ということも時にはあります。

 雪渓歩きに不安がある方は、アイゼンやストック、またはピッケルなどの装備を携行して下さい。

夏山事前パトロール…北又方面

2010-07-13

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恵振山山頂から、前朝日・朝日岳を眺める  10.7.11

 北又からのコースですが、すでに朝日岳の山開き登山会が先月末に行われ、100名近くの登山者が北又小屋を出発し、恵振山経由で朝日小屋までを往復しております。 

 7月12日現在、朝日岳~北又間のルートについても、途中登山道の崩落などは無く、通行には全く支障がありません

 しかし途中の夕日ヶ原では、雪渓が未だ残っています。
 登山道は、全体の半分位が露出していて、半分程は未だ雪で覆われているという状況にあります(7月11日時点)。

 テープやベンガラでのマーキングもあり、前方に登山道が見え隠れするし目視出来るということですが、特にガスった場合には目標物に留意し道迷いに注意して下さい。

夏山事前パトロール…蓮華温泉方面

2010-07-12

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7月11日現在、「吹き上げのコル」から見た様子

 夏山事前パトロールに先立ち、朝日小屋では、蓮華温泉方面へ何度も登山道の確認に出掛けています。

 今現在、蓮華温泉方面の残雪は例年並みで、特に多いということはありません。
 いつも雪の残る箇所では、それなりの量もありますが、今のところ融雪は順調に進んでいます。

 7月5日には、朝日小屋から「白高地沢」まで行って来ましたが、特に崩落箇所など無く、通行に問題はありません。

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「白高地沢」の仮設橋  単管で組んであるが、問題なく渡れる  10.7.5

 上の写真は、「白高地沢」に架かる仮設の橋ですが、ここ数年同じ業者さんが架設されており、シーズン中流されたということは無く、徒渉をしなくても橋を通行できますからご安心下さい。

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大きな重機も入って『永久橋』の建設が進んでいる「白高地沢」  10.7.5

 また現在「白高地沢」では、『永久橋』の架設に向けて工事が進んでいます。
 来年以降、登山者の皆さんが安心して渡れる橋が建設中だということも、ご報告致します。

 「吹き上げのコル」から先、「八兵衛平」前後まででは、まだ夏道が一部しか出ていません。
 雪渓が急になっている所もありますので、注意して歩いて下さい。

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「吹き上げのコル」と、それに続く蓮華温泉・八兵衛平方向を俯瞰する 10.7.5

 この後、朝日小屋からは、何度も登山道の偵察と整備・確認に出掛けます。

 雪の融け方は加速し、雪渓の様子は毎日変化します。

 登山者の皆さんが安全に通行できるよう、小屋も最善を尽くし、またその都度様子もご報告もしますが、何より今の時期に歩かれる皆さんは、計画や装備用意の段階で万全の準備を怠りなきよう、お願い致します。