負釣山の「イワウチワ」
2002-04-03
愛らしい表情がとても素敵だった、イワウチワ 3合目直下にて
昨日は負釣山へ出掛けて来ました。日曜日に白鳥山へ登ったばかりで少々疲れも残っているし、誰も一緒に行く人もいなくて迷ったのですが、例年になく「イワウチワ」が早く咲き始めているという話を聞いたらじっとしていられなくて(笑)、結局一人で行って来ました。
家を午前9時に出発。目的はイワウチワの一眼レフカメラでの撮影なので(なんて、生意気にも一応そのつもりで…笑)どこまで行けるか、もしかしたら頂上までは無理かしら、等と思いながら向かいました。
途中まだ日陰に雪が残っていて車は駐車場まで乗り入れる事は出来ませんでしたが、それでも思ったより林道の雪融けも早く、車を降りてからは20分程しか歩かなくても良かったので、とても助かりました。この分だと今週中には、完全に駐車場まで入れるようになると思います。
いつも通り「ゆっくり、ゆっくり」と言い聞かせて登り始めましたが、何だか身体が重たくて(実際ベスト体重を少しオーバーしている…)、少々バテ気味。日曜日の白鳥山のせいかしらと思いつつ、フーッとひと息入れながら登ります。とにかく暑い!…昨日の富山県地方の気温は23℃を越えて5月下旬の気候だったとか。こんな事なら半袖で来るんだったと思うくらい暑かったぁ。
ところが、1合目まで登ると、もうイワウチワが咲いています。「これは、きっと3合目辺りはかなり期待できそうかも」と、だんだんワクワクして来ました。
2合目の杉の木立ちを抜けると、…登山道の両脇には見事にイワウチワが咲き揃っています。春の早い時期に登ったことがないので、その薄ピンクの可愛らしい花を負釣山で見るのは初めてでした。
さあ、カメラを取り出して…
そうなったら、あっちの花もステキ、こっちの花も可憐、これは色がいい、この蕾の少し濃いピンクもきれい…もう、ホンの短い斜面でそれ以上進めなくなってしまいました(爆笑)。場所は、3合目の直下。登山道の両脇に、そして谷の急斜面に、イワウチワが一面に咲いていました。
昨日はあいにくの花曇りで山は霞みが掛かったように見えず、頂上まで登っても朝日岳の勇姿も期待できなかったので、結局はそこでお昼ご飯を食べ、気が済むまで写真を撮って、下山することにしました。誰にも会わず、私一人の贅沢な「イワウチワ撮影会」は3合目まで。
登りが苦手な私ですが、下りは得意。3合目から登山口までは、下山にわずか10分。林道を歩き始めて途中の杉林の中に「キクザキイチリンソウ」を見つけて、残ったフイルムを使い切るまで、またまた撮影会。
車に戻ったのは、午後2時半。わずか3合目までしか行っていないのに、メチャメチャくたびれた〜〜!!…でも、写真が上手く撮れているかどうかは別にして、本当に可愛らしいイワウチワを見ることが出来て、とっても満足した昨日の負釣山でした。
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