『どうしても、気になる山』
2002-04-15
大平川沿いに行く林道途中から見上げる「初雪山」
「どうしても気になる山なんですよねぇ。。。」…これは昨年から、私の主治医のY先生が何度かつぶやいていらっしゃった言葉です。“今年はどうしても初雪山へ登りたい”という先生の想いを叶えるべく、連れて行ってくださるメンバーを探していたらシュンちゃん達が計画しているというので、先生の同行をお願いすることが出来ました。
ところが、シュンちゃんが全く同じ言葉を口にしていました…「ナンカ、気になる山なんだよねぇ。どうしても登りたいんだなぁ」
これって“男のロマン”じゃないでしょうけど(笑)、ずっと気になってしょうがないという想いは、「夢にまで見た初雪山でした」(Y先生)というほど恋焦がれるようになり、やがて“そっと手を触れることが許された”いう風に、ついにその想いを遂げることが出来たのです。
そういえば、私の小学時代の恩師である湯口康雄先生は、その著書の中で初雪山についてこう書いておられます。
『…わたくしは、一般にいう名山ももちろん名山だとは思う。しかし、そこから落ちこぼれた山のほうにも思いがはしる。そんな山のひとつが、実はこの初雪山である。一山をもってそれだけで大観をなしているようにすら思う。ことに、オリオンの下に冷たく光る積雪期がいい。…』
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