「吹き上げのコル」まで行って来ました!
2002-06-17
「吹き上げのコル」付近から、「五輪の森」方向を見る
今日の午前中、NYAMAさん、BANさん、美枝さん達と一緒に「吹き上げのコル」まで行って来ました。昨シーズン朝日岳山頂へ最初に行ったのは7月7日でしたし、小屋開け直後の超多忙なこの時期にまさか行けるとは思っていませんでしたが、やはり早い時期に登山道を歩いてみる事は大切なので出掛けました。
小屋から山頂までの登山道は、昨年に比べて雪は少なめ。大きな雪渓もまだ残っていましたが、夏道もかなりの割合で出ていました。しかし雪融け直後らしく、まだ高山植物はチラホラと咲いている程度で、ショウジョウバカマは満開でしたが、コイワカガミもまだ咲き始めたところです。
頂上付近一帯は全く雪はなく、木道も完全に出ています。
朝日岳山頂直下には例年通りまだ大きな雪渓が残っています。しかし雪渓を抜けてから「吹き上げのコル」までの砂礫の登山道は、両側一面が花盛り!…この時期にしか見られないウルップソウの他、ハクサンイチゲ、シナノキンバイやシラネアオイ、アズマギク、そしてユキワリソウまでが可憐な姿で迎えてくれました。
そして「吹き上げのコル」から先、「五輪の森」方向を見ると、ダケカンバの黄緑色の新緑が目にまぶしく光っていました。
朝日岳〜蓮華温泉間の登山道で気になる箇所はいくつかありますが、五輪尾根を巻く道の雪渓の様子次第では、早い時期には危険が伴うことがあります。今日デジカメで撮った写真を梅さんに見せたところ、「五輪の森に限れば、雪の様子は昨年とあまり変わらないのではないか」という話でした。朝日岳でも、山の北側斜面(蓮華温泉側)と南側斜面(朝日小屋側)では、雪融けの様子や進み方が違うように思われます。
明日は梅さん・哲也・孝太の3人組が、小屋〜山頂〜水平道と山頂回りの分岐〜小桜ヶ原まで登山道の点検と整備に行く予定です。そして明後日には、いよいよ白高地沢へ仮橋を架けに行く事になりそうです。
また、新しくて確実な情報とデジカメ写真を載せますので、お待ちください。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2002/06/d20020617a.html