2002年、本当に有り難うございました!!
2002-12-31
2002年も残すところ、あと数時間となりました。
皆さんの一年はどんな年でしたか??
…ステキなことはありましたか?
…どこの山へ登って、どんな楽しい山行がありましたか?
今年の私は、山・やま・YAMA…と言ってしまってはかなり大袈裟ですが(笑)、それでも「管理人2年目」は、シーズン中はもちろんのことシーズンオフも、1年目以上に毎日毎日が山と関った生活でした。
楽しかったことはもちろん沢山ありました。
数え切れないくらいの嬉しさもありました。
寂しい思いや哀しい気持ちの時もありました。
辛い思いもそれなりに。
今年の反省は様々いろいろありますが(笑)。
「どうだった?」と、周りの皆さんが心配してくれた今シーズンの賑わいですが、お陰さまで、繁忙期1ヶ月間の天候に恵まれたこともあって宿泊者数は2001年よりも少し伸びて、ここ数年の中でも多いほうでした。
雑誌やテレビで紹介されて少しぐらい注目されたとしても、立山などのコースと違って、天候が悪ければお客様はおいでになりません。特に朝日小屋のような北アルプスの最北端の山ともなればアプローチが長い為、数日間安定した天候が望めないとすぐにキャンセルの連絡が入ります。
今シーズンは7月上旬に早くも台風が接近し、「もしかして今年は台風の当たり年?」と心配しましたが、それほど影響が出るようなことはなかったようで、全般的に安定したお天気が小屋の営業には幸いしたと思います。
事故・遭難は7月中旬から月末にかけて立て続けに数件あり、一時「件数で剣・立山方面と並んでいるらしい(?)」という事態もありました(山域の規模そのものが全く違うので、朝日岳での頻度が高かった事がわかる)。
その多くが木道での転倒・骨折事故で、また炎天下での行動による熱中症と軽い高山病もありました。しかし不幸中の幸いというか、死亡事故はゼロでした。
第一報を受けてすぐさま救助隊員の哲也や他のアルバイトのみんなが出動したり、私が無線に張り付き関係機関への連絡に追われたり、最盛期の小屋もかなりバタバタしましたが、運良くガスの晴れ間に間一髪ヘリコプターで救助し負傷者を素早く病院へ搬送できたケースや自力下山がほとんどでした。
管理人生活も2年目になり、果たして続けることが出来るか内心「大丈夫かなぁ」と心配していた『管理人日記』も、たくさんの皆さんの励ましを頂きながら書き続けることが出来ました。
そして今日、「管理人日記」のアクセス数が130,000件を越えました。本当に有り難うございます。
シーズン中も、朝日岳登山を計画する中でこのホームページを見つけ、山行当日の出発間際までアクセスを続けてくださった皆さん。また下山後には、ご自分の山行と重ねてホームページを見ながら朝日岳を思い出してくださった皆さん。
今シーズンは毎日のように受付で、「ホームページを楽しみにしていますヨ!」と声を掛けていただき、そんな皆さんからの応援があったからこそ続けられたのだと思います。
一緒にシーズンを乗り切ってくれたアルバイトや週末従業員のみんな、
草刈りや登山道整備など“縁の下の力持ち”として支えてくださった「大蓮華山保勝会」の皆さん、
県警山岳警備隊や救助隊、朝日町役場など、関係各方面の皆さん、
頼りない管理人を、それぞれの立場でいろいろと心配してくれた皆さん、
そして何より、朝日小屋に来てくださった大勢のお客様、
…本当に、皆様のお陰さまです。有り難うございました。
…来年も頑張りますので、応援をよろしくお願いいたします。
…どうぞ迎える2003年が、ステキな年になりますように。
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