北アルプス 朝日小屋

朝日小屋 TEL 080-2962-4639(衛星電話)
北又小屋 TEL 0765-84-8809
開設期間外 朝日小屋連絡所
 〒939-0711 富山県下新川郡朝日町笹川 清水ゆかり
 TEL & FAX 0765-83-2318

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「マンサク」の花

2002-03-10

春の山に、一番に咲いていた「マンサク」の花
雪の白さと青い空、…そして黄色の小さな花が可憐な「マンサク」

またまた、…籠っています!?

2002-03-13

「春の負釣山」続編 楽しそうな7合目での宴会風景
 Yさんご夫婦の作って下さった「煮込みうどん」
…最高に美味しかった!! photo by syun

 楽しかった土曜日の「春の負釣山登山」の後、またまた狭い部屋に籠って仕事をしています。税金も終わり、今度は今週末に頼まれている「講演会」の原稿・資料作り。

 「講演会」を企画したり司会を頼まれたり、聞きに行ったりする事は何度かあっても、さすがに自分自身が講師となって大勢の皆さんの前で壇上で話すというのは全く初めてなので、少々(かなり?)の準備が必要だろうと、先週から少しづつその作業に取り掛かっています。

 講演会は、16日(土)JA入善町の女性部総会後の「記念講演」で、約190名近い方々の参加があるそうです。時間は大体1時間15分の予定。あらあら…。

 ナンヤカヤと原稿を作ってみましたが、400字詰め原稿用紙に約35枚、字数にして約14,000字にもなりました。

 自らも何度か講演をした事がある末妹(アナウンサーをしている)に聞いたら、「私は原稿を作った事がないよ」と言われましたが、さすがに大勢の皆さんを前に「頭の中真っ白で、言葉が何も出て来ない」という事態だけは何としてでも避けなければいけませんから(笑)、いつも「お尻に火が点かないと動けない」という私にしては、珍しく早々と準備を進めています。

 それにしても、マイクを持ったつもりで大きな声で話し始めてみると、これが何と疲れること、くたびれること…。話し始めて10分もすると、へなへなと緊張の糸が切れそうになって大変です。ぺちゃくちゃ、といつもの友達とのおしゃべりなら何時間でもOKなのに…(笑)。加えて当日はずっと立ちっ放し、これは本番がかなり心配です。しかし、きっとこれが「最初で最後の晴れ舞台」となるかもしれませんから、張り切らなくては。

 この後、ナント「山渓」から原稿も頼まれてしまって、ここ暫くはじっと机に向かう時間が長くなりそうです。でも、24日に白鳥山へ行く計画を立てていますので、それまでじっと我慢してのデスクワークです。そういえば、増村さんも3月は原稿書きに追われるとかおっしゃっていましたので、ちょっと「陣中見舞い」に TELしてみようかしら…、とすぐ気持ちが他へ行きそうになりつつ、気分転換しながら…頑張ります!!

パソコンの壁紙

2002-03-13

私のパソコンの壁紙 

 三国境から見る鉢ガ岳・雪倉岳、そしてその奥に朝日岳と前朝日岳

 先日、朝日町役場の商工観光課へ行ったら、机の上のパソコンの画面がとても素敵でした。確か、夕焼けの風景だったかナ。「あれ〜、きれいだね」と言ったら、「この前nyamaさんが来てパッパッと替えてくれた」との事。

 昨日になってその事を思い出し、「私の壁紙も、何とかならんかナ」と、パソコンオンチ・機械オンチの私もチョコッといじってみたら…、ちゃんと出来るじゃありませんか!

 嬉しくなっていろいろ替えて遊んでみました(笑)。朝日岳の花にしてみたり、日本海に沈む夕陽にしてみたり…、で最近毎日部屋に籠っている私の今の気持ちに、一番ピッタリ似合っているかなと思い選びました。

 これは昨年9月17日〜19日、朝日小屋〜蓮華温泉〜白馬大池〜白馬岳〜雪倉岳〜朝日岳とぐるり一周の出張へ出掛けた時に、三国境から雪倉岳朝日岳方面を撮ったものです。

 何だか気分も大きくなって、思いっきり深呼吸をしているような気分になりますね。

 …オーーイ、ヤッッホーーー!!
※ ちなみに、この写真は昨年9月20日の「日記」にも載っています。

「北アルプス山小屋協会総会」 続編 その1

2002-03-13

昨年9月の「研修会」の件で発言された、
北アルプス北部山小屋組合(長野県北部)
「唐松岳頂上山荘」

 支配人の中川恵一氏
お会いしたのは3度目でした。今度ぜひ唐松へもおいで下さい、と誘われています。

「北アルプス山小屋協会総会」 続編 その2

2002-03-13

左;「北アルプス北部山小屋組合」 (株)白馬館 松沢貞一氏

 朝日小屋がいつも本当にお世話になっている、お隣の(!?)山荘の社長です。一見、歌舞伎役者さんかと見間違うよう…

中;「立山山荘共同組合」 早月小屋 (株)坂井組から 営業部の坂井基浩氏

 私も数年前に早月小屋は一度だけおじゃました事があります。

右;「ひだ山小屋友交会」

 笠ヶ岳山荘 滋野 守氏 “マモちゃん”と親しみを込めて呼ばれているオーナー。私も笠ヶ岳山荘には、昨年9月にお世話になりました。

不安な気持ち、そして「2年目のプレッシャー」。。。

2002-03-14

 負釣山への林道途中 冷たい雪解け水の傍で、ふきのとう

 昨年は、ヘリコプターでの上山そして小屋開けが6月12日、「山開き登山会」が6月23〜24日だった。今年は「登山会」が6月29〜30日と、昨年より1週間遅く予定されているので、私達が小屋に入るのも昨年よりほんの少し遅くなるかも。

 それにしてもあとちょうど3ヶ月程もすれば、私の「管理人2年目」が山の上で始まる。去年の今頃は何をしていたのだろう…とヤケに気になり、日記を引っ張り出してみたりする。

 前しか見ていなかった(見えていなかった??)昨年のシーズン前。

 今の時期に「2年目のプレッシャー」に心ざわつくとは、少し前には思いも寄らなかった。何故こんなにも落ち着かないのだろう…。

 大きなトラブルがなく、事故や遭難もそれ程大事には至らず、それぞれ何とかクリアできた1年目。だから…「今年は上手くいくだろうか」「もし去年にはなかったような、手に負えないような大変な事態がおこったらどうしよう」…そんな不安が頭の中をよぎる。でも、もし昨シーズン大事件が起こっていたとしたら、きっと「今年も何かあるんじゃないだろうか」、きっとそう思っているに違いない。

 天候はどうだろうか。去年あんなにお天気が良かったのに、お盆を過ぎたらパッタリお客様はおいでにならなくて、「毎日が宴会」と言いながらも、結局はヒマな秋を過ごしてしまったそんな日々。逆に「海の日」…正直言って、昨シーズン以上のお客様がいらっしゃったら、せっかくいらして下さったお客様にただ嫌な思いをさせてしまうのではないだろうか。「静かな朝日小屋だと聞いてきたのに」と思われるのが辛いのは、私のせいではないにしても、一番避けたい事態には違いない。

 水は、電気は、お客様の病気など緊急事態への対処は、アルバイトの確保は、足りないものはないか、余計な買い物はしてはいけない、……次から次へと「不安」が押し寄せてくる、この時期だからなのか。。。実際に有無を言わずに動かなくてはいけない5月になれば、この気持ちは忙しさに紛れて見えなくなってしまうのだろうか。

 何より…、可愛そうかナと思いつつも、自分の事と小屋の事で頭の中がいっぱいで前しか見えていなかった母親に、半ば置いていかれた格好だったかもしれない子ども達。昨年の夏に淋しい思いをさせていたという事を、後から気付いたからこそ、今年は昨年よりもっと小屋開け前が辛いかもしれない。

 そして自分自身はどうだろう、緊張の日々に耐えられるだろうか。

 泣いて、怒って、そして笑って…いろいろな事があったがむしゃらだった昨シーズンを思い返す時、いろいろな場面でちゃんと背筋をピンと伸ばして、自分らしく、懐深く、頑張り通す事が出来るだろうか。一番大切にしようと決心した「笑顔で、心からのおもてなし」を忘れずに頑張る事が出来るだろうか。

 いろいろな人が助けてくれる、支えてくれる、ひとりじゃない、…そんな事を思ってみても、何となく頭を持ち上げてくる不安な気持ち。

 きっとこれが「2年目のプレッシャー」!?