今年度も…宜しくお願いします、古崎隊員!!
2002-03-19
1月の南保富士での訓練の後、小川温泉元湯での打ち上げ会の席上、古崎隊員から「ゆかりさん、実は昇任試験に合格しまして…」という話をお聞きしました。「それはおめでとうございます、じゃあ早速にぜひお祝いの飲み会を…」と言いましたら、古崎さん「いや、ところが、昇任したお陰で春に異動があるかもしれなくて、ちょっと気懸かりなんです」。
古崎隊員、今まで延ばし延ばしにして来た「昇任試験」を受けて見事合格したのはとても良かったのだけど、巡査部長になるという事は山岳警備隊の中では「分隊長」という役付きになる事で、「分隊長」になると決まって殆どが異動になるという前例があるらしい。
そんなわけで、古崎さんの人事が決まるまで暫くの間、何とも気が気でなかった朝日小屋管理人。ここ数日その知らせを、まるで子どもの試験の合格発表を待つ親のような気持ちで待っていましたが、昨日内示があり「大丈夫でした、もう1年お願いします」という古崎さんからの連絡に、「良かった〜!!」と受話器を持ちながら、誰に向かってお辞儀をしたのか(!?)思わず頭を下げていた私でした。
昨年、管理人になって一番の心配事・懸念は、やはり遭難対策と事故防止、救助活動に関する事でした。私自身が実際現場へ出動するケースはあまり無いとしても、小屋でやらなければいけない分担・役割はかなり大きく重要なウエートを占めています。
古崎隊員は、本当に親身になっていろいろと教えて下さいました。訓練にも「ゆかりさん、一緒に参加してみますか?」と新米管理人を誘って下さいました。お陰様で、足手まといになりながらも、現場の緊張感を実感できたり、救助用具や山道具を使用する勉強をさせてもらったりと、自分自身管理人としての自覚を高める為にも、大いに参考になりました。
古崎隊員の「朝日岳方面」勤務も、この春からは4年目に入ります。
まだまだ頼りない私ですが、今年度も哲也共々、どうぞ宜しくお願いします。
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