前の記事
次の記事
これ以降のご予約の状況
2002-08-06
朝日小屋名物(!?)ラジオ体操 毎朝やっています
今日、元気いっぱいの高校生“みっちーとヒトホ”は、朝暗いうちにヘッドランプをつけて朝日小屋を出発し(午前4時)白馬岳まで往復、お昼過ぎには朝日小屋に戻って来ました。往復で約8時間半はさすが、若い!!
一方、溜まった疲れは昨日だけではなかなか取れなかったようで、小屋に残ったメンバーは朝のうち掃除を終えてからお風呂に入った後はゆっくり昼寝。私も30分程寝ましたが、後はいつものようにウロウロ(笑)。
ジプシー生活を送っていた為に、みんなの私物もあっちへ“移動”こっちへ“引越し”をくり返していたので、今日は小屋の物資と私物の整理も大々的に行ない、どうにかやっとのことでスッキリさせることができました。
さて、『お花の山』として知られる朝日岳が一番賑やかなのは、やっぱり7月中と8月上旬まで。でも本当は、今もまだまだいろいろなお花が咲いているのですが…。
「お盆は込みますか?」というお問合せも頂いていますが、今のところ15日のご予約が少し多い程度で後はそれほど。。。今どきの休暇は必ずしもお盆休みだけという事はありませんし、またお盆の間は「娘が里帰りして来るから」「実家に帰ります」といった“家族サービス派”が多いようで、ひと昔前ほど込み合いません。
その後のご予約もパラパラ。。。8月24日(土)に、富山県内の「中高年安全登山指導者講習会」の実施が計画されていますので、少し賑わう程度。
9月のご予約なんて、本当に淋しい!!(笑)9月21日〜23日の連休にどれだけお客様がいらっしゃるか?。。。わかりませ〜ん(苦笑)
10月に入ると。。。今のところ、ご予約はゼロ。。。今年は10月12日〜連休がありますので、14日の“体育の日”まで営業しています。静か過ぎるくらいの朝日小屋も、またいいですよ。お待ちしています。
秋もいいのになぁ…特に平日なんか、去年の日記を見ると毎日が“お鍋パーティー”でしたから(ははは)、お客様大歓迎です。
繁忙期も終わりに近付き、やっとひと段落したばかりでちょっと気が早いのですが(笑)、秋の気配をほんの少し感じ始めた朝日小屋からの情報です。では。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2002/08/d20020806a.html
「下山」は、やっぱり涙…
2002-08-07
今日の夕焼け 雲がおもしろい形をしていた
今日はアルバイトの“みっちーとヒトホ”が山を下りる日。
2人が7月18日に入山して来てから、一番忙しい時をずっと一緒に頑張ってきた仲間の「下山」だけにみんなしんみりしました。一番泣いていたのは、あかね…。仲間であり兄弟のような同志のような、朝起きてから夜寝るまで(夜寝ていても!?)この狭い小屋の中で一緒だったのですから、無理もありません。
毎日毎日大勢のお客様をお迎えして、仕事といったら食事の用意と後片付け、そして小屋中の掃除が中心。何が楽しいかといったら、やっぱり休憩時間かナ…。そしてチームワークが良くなかったら、絶対に仕事はうまくいきません。だって、小屋の中から逃げ出すわけにはいきませんし、小屋の外で気分転換するという事もままなりませんから。
“道智(みっちー)”は、その笑顔がとても可愛くナントも素敵でした。下山後は、テニスの試合に出なくてはいけないとかで、9月の連休にまた遊びに来ると約束してくれました。
“仁穂(ヒトホ)”も後半は本領を発揮してくれたようで、他のみんなからは「とってもおもしろいキャラだね!」と可愛がられていました。実はヒトホ、今日下山して明日富山市内で用事を済ませた後、また9日にボッカをして登って来てくれます。前回みっちーがボッカを経験したので、「今度は僕が」と引き受けてくれました。
今日の夕方は、少し肌寒い風が吹いていました。半袖姿のまま夕焼けを見ていたら、思わず「寒いね!」…下界で猛暑にぐたーっとなっている皆さんには、本当に申し訳ない…。
今日は、気持ちも身体も少しゆっくりすることが出来ました。明日から、哲也と孝太は「登山道の草刈り」に励みます。本当は7月中にもう少し頑張りたかったようですが、とてもとてもそんな状況ではなかったので。。。
ハッと気付いたら、もう8月も一週間が過ぎてしまいました。早いなぁ。。。
今日は長女の沙知代も下山して行きましたが、10日にはまた二女・三女が手伝いに来てくれますし、12日頃には四女も暑さを避けて(笑)応援に来てくれます。
私もまだまだ頑張らなくっちゃ!!
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2002/08/d20020807a.html
久し振りにゆっくりした気持ちで…
2002-08-07
夕焼けにうっすら染まる、雪倉岳
夕方、ちょっとした合間に外へ出て山を眺めることができました。なんだかとてもジーンとしてしまいました。何故だか分からないけれど…。
大きな大きな雪倉岳。薄ピンク色に染まる雲をバックに…。たっぷりと、そしてどっしりとした山です。
久し振りにそんなことを感じる余裕が、気持ちの中に戻ってきたようです。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2002/08/d20020807b.html
草刈りに…
2002-08-08
前朝日岳をバックに、イワショウブ
今日は、哲也と孝太そして鮎美ちゃんの3人で草刈りに出掛けました。今朝7時に出発し、雪倉岳の中腹(朝日側)から刈り出して水平道の分岐まで。午後6時を過ぎてやっと小屋に戻って来ました。
言葉では簡単に「雪倉岳の中腹から」と書きましたが、とりあえずそこまで行き着くのも大変なら、草刈機を使ってずっと分岐点まで作業をしつつ行動するのも、これはかなりの重労働です。加えて今日はとても良いお天気でしたので、それはそれは暑かったそうです。
確か、7月18日に水平道へ草刈りに出掛けてから以降ナンダカンダとあって、気になりつつもとても草刈りに行ける状況になかったので、哲也をはじめ3人はハリキッテ出掛けてくれました。でも本当に大変だったと思います。
登山道の整備は、山小屋にとって重要な仕事であり、また責任もあります。行き会ったお客様が「ご苦労様!」と声を掛けてくださるのが何よりの励みです。
今日は残ったメンバーも頑張りました。いつもは、どうしても哲也や孝太に頼ってしまいがちですが、さすがに今日は自分達だけでやりきろうという雰囲気が溢れていました。小屋の周りも整備したり、哲也たちが働いている時間は彼らも一生懸命でした。
私は相変わらず雑用やら電話の応対、そして品物の注文などに追われました。でもその合間にちょこっと外に出てみました。ニッコウキスゲもコバイケイソウもほぼ終わり、代わってミヤマアキノキリンソウやイワショウブ、シモツケソウやマツムシソウ、カライトソウが花盛りです。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2002/08/d20020808a.html
仁穂(ヒトホ)の涙
2002-08-09
アルバイトのあかねちゃん(左)とゆうちゃん(右)
今日、ヒトホが北又からボッカをして登って来てくれました。どうしても足りなくなったゴボウ(肉ジャガ用)や片栗粉(豚唐揚げ用)、茄子(天ぷら用)などを荷揚げするためのボッカでした。北又から連絡があって、早々と午前5時前には出発したとの事。多分10時過ぎには着くだろうとみんなが待っていました。「今日は荷物もそれ程重たくないから、迎えがなくても最後まで頑張って、そのうち来るさ!」
そして10時半過ぎ頃、ヒトホが到着。荷物を量ってみてビックリ!!…ナント25キロもあるではありませんか。実は、いろいろ連絡が不十分だった為に、本当なら「初めてのボッカ」ですし高校1年生なのでせいぜい17〜18キロ程で登らせるはずだったのが、そんな重い荷物になってしまったのでした。(連絡不十分だった事実は、管理人として大いに反省しました)
「ボッカ初体験」のヒトホ。友人のみっちーが帰ってしまったので、今日はひとり旅。またペース配分や背負い方のアドバイスをしてくれる同行者もおらず、さぞかし心細かった事でしょう。
でも良く頑張りました。まだまだ高校1年生、自分の体よりも大きく見える荷物を背負って、多分自分自身との闘いの5時間半だったと思います。
。。。ヒトホを交えてのお昼ご飯。あかねちゃんと由衣ちゃんが作ってくれた“カレーチャーハン”を食べている最中にゆうちゃんが言いました。「あれっ、ヒトホちゃん、泣いているの!?」
心細かった思い、辛かった気持ち、そして無事に大切で重い荷物を小屋まで運んだ安堵感…ヒトホのそんないろいろな気持ちが、みんなでご飯を食べていてホッとしたら一気に溢れてきたのだと思うと、他のみんなもホロリと涙が浮かんできてしまいました。
「頑張ったネ、ヒトホ!!」。。。お兄さんやお姉さん達の声に、無言で頷いていた彼。辛かった分、きっと何かを掴んでくれたでしょう…たくさん背負わせてゴメンなさい、今日はゆっくり休んでネ。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2002/08/d20020809a.html
ミヤマダイモンジソウ
2002-08-09
今日は、午前中の休み時間を利用して(電話番と受付を孝太にお願いして)一眼レフカメラとデジカメを持って小屋の周りをウロウロ。
カメラの腕前は、まだまだまだ。。。でも、やっとそんな気持ちの余裕が持てたことがとても嬉しくて、ウキウキしました。
「増村流」の教えはとても難しくて、わけがわからず撮っているだけですが(笑)…でも楽しく、そして頑張ります!!
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2002/08/d20020809b.html
今日の夕焼け
2002-08-09
雲が少し邪魔をしましたが、それはそれで、上の雲と空が焼けて素敵でした。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2002/08/d20020809c.html
またまた「チューリップテレビ」で…
2002-08-12
咲き始めたミヤマトリカブト 小屋の裏手で
第1回分が昨年8月、そして続編が今年のお正月番組で放送されたチューリップテレビ製作『山小屋物語』の“パートII”が、いよいよ今週の16日(金)午後4:50〜5:44に放映されることになりました。
。。。申し訳ありませんが“富山県内限定”です。すみません!!
。。。但し、お正月に放送された分は、3月に神戸サンテレビでも流れたそうですが。
今回のサブテーマは、〜女性管理人と素晴らしき仲間達・朝日岳〜です。地元新聞に載った番組紹介では、「…昨年にもまして奮闘する清水さんと、山小屋に集う仲間達のあたたかなふれあいを、高山植物が咲きみだれる山の魅力と共にお伝えします」(北日本新聞・11日付けテレビウイークリー)となっています。
もちろん私もまだ本編は見ていないので、どんな風に映っているのか少々ドキドキしていますが、昨年放送分同様やっぱりまたドタバタしているのでしょうか!?(笑)
でも、昨年と今年の放送を見られたのでしょうか、いつになく県内のお客様は確実に多いように思います。また近畿一円で、神戸サンテレビを見たというお客様が朝日岳への山行を計画されたという話もお聞きしました。本当に有り難いことです
まぁ、それにしてもよくこんな私を1年以上にわたって撮り続けてくださっていること、本当に感謝するやら感心するやら…(笑)。
昨年も書きましたが、チューリップテレビの皆さん、特にディレクターの西山さんは山はド素人ですが昨年に引き続き“決死の思い”で朝日岳に通って下さいました。栂池〜白馬岳〜朝日岳の縦走では、“引きつる顔”と“引きづりながらの足”で息も絶え絶えになりながら(!?)やっとの思いで同行してくださいました。
またカメラの三国谷さんと音声の尾島さんは、毎回100L以上もある大きなザックにカメラや三脚、バッテリーなどを入れ30キロ近い荷物を背負っての撮影でしたので、いくら仕事とはいえ、それはそれは大変だったと思います。本当に有り難うございました。
そんな皆さんの奮闘のお陰で、またまたテレビに出演することができて、ナントも光栄です(微笑)。…素顔の私、そして飾らない朝日小屋の姿が映っていれば幸いかと思います。
富山県内の皆さん、8月16日夕方のチューリップテレビをお楽しみに!!
では。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2002/08/d20020812a.html