『連絡会議』 決議
2002-11-27
発表する、富山県警山岳警備隊小隊長の清水正雄氏
【決議】
北アルプスは、日本有数の高峰を連ね、その山並みの美しさに惹かれ、毎年、四季折々全国から大勢の登山者を迎えています。
近年、特に中高年の未組織登山者やツアー登山者の増加は顕著であり、これに伴う悲惨な山岳遭難事故があとを絶たない状況にあります。
また、登山者意識が多様化する中、自救能力が低下しており、我々遭対協等の救助組織へ依存する機会が高まっております。
このような情勢を踏まえて、山岳遭難防止対策の任務に当たる我々は、その責任の重大さを自覚し、健全で安全な登山を推進するため、
1 体力、技術に見合った『安全登山の計画』
2 遭難防止、自救能力を高めるための『自助努力』
3 『変わる登山者の意識・変わらない山の怖さ』
について、関係機関・団体等と協力して一層の指導、啓蒙活動を展開するとともに、救助体制の確立を図り、二重遭難事故の絶無に務めて参ります。
以上、決議する。
平成14年11月21日
第44回 岐阜・富山・長野三県山岳遭難対策連絡協議会
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