『夢創塾』が、全国放送されます!!
2003-02-21
朝日岳の麓、小川温泉の近くに“やまびこの郷”『夢創塾』があるのをご存知でしょうか?
朝日町南保地区に蛭谷(びるだに、地元の人はビルダンと呼ぶ)という集落があります。山沿いにある小さな集落でありながら、昔から芸術家や教育者などを輩出していますし、山関係で活躍していらっしゃる方々もいらっしゃいます。「アルプス交番勤務を命ず」などの著書でも有名で、元富山県警山岳警備隊隊長として活躍された谷口凱夫さんの出身地でもあります。
その蛭谷地区の外れに、地区の皆さんがここ数年力を入れて整備されたのが『夢創塾』。“塾長”の長崎喜一さんが中心となって、地区の有志の皆さんが手作り小屋を建て、訪れた皆さんと一緒に野焼きや炭焼きを行なったり、蛭谷に今でも伝わる「蛭谷和紙」の紙漉きや「バタバタ茶」を体験したりという「自然体験学習」を行なえるようになっています。
地元の南保小学校をはじめ、子ども達とのふれ合いや三世代間交流にも大変力を入れていらっしゃいます。南保小学校の卒業式で子ども達に渡される卒業証書を、コウゾを植えて紙漉きから手作りで仕上げたりもするそうです。
前置きがとっても長くなりましたが…、
その『夢創塾』が、24日(月)正午過ぎから放送されるNHKの人気番組「ひるどき日本列島」で紹介されるそうです。当日は、子ども達との交流の様子が映されるというお話を聞きました。
実は塾長の長崎喜一さん、かなりの“山男”でいらっしゃいます。富山県山岳連盟の重鎮でもいらっしゃいますし、海外の山への遠征経験も豊富です。『夢創塾』のすぐ傍からは大地山への登山道があるのですが、この道も長崎さん達が中心となって整備を進められたと聞いています。もちろん、朝日岳へも毎年のようにおいでになっています。
長崎さん曰く、「囲炉裏の傍の大きな窓から、朝日岳が真正面に見えるがやっちゃ。シーズン中は、毎晩のように小屋の灯かりを見て“あぁ、今日も電気が点いとるな”と下から眺めとるけど、すぐそこに見えるがよ」
「ひるどき日本列島」では、お天気が良ければ、もしかしたら朝日岳も映るかもしれませんネ。
今年は、朝日岳登山の後にちょっと立ち寄って見られるのもいかがですか!?
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