『安曇野』
2003-04-10
北から国道147号線を大町市から松川村へ抜け、穂高町へ入ってすぐに土場の信号から右へ折れると「安曇広域農道」。
白馬村からは白馬連峰の雄大な峰々を望み、大町市からは爺ヶ岳や針ノ木岳、そして穂高町に入ると有明山がすぐ目の前に大きく飛び込んできます。常念山脈の山々を眺めながら穂高町、堀金村、三郷村、梓川村を通り松本市へ。
『安曇野』…多くの岳人にとっても、もちろん私にとっても憧れの響きを持って聞こえてきますね。そこに佇むだけで、溢れる自然や北アルプスの美しい峰々に魅せられ、そして山すそに広がるロマンの薫りを感じられるような気がしてくるから不思議です。
山小屋管理人の仕事に就く前にはなかなか訪れる機会も少なかった『安曇野』ですが、仕事柄所用で行く機会も出来、初めて有明へ行ったのが一昨年の小屋閉め後。そして自分で車を走らせ松本・上高地へ出掛けたのが昨年の小屋閉め後。
今度からは松本に「常宿」「ネジロ」が出来て、北アルプス南部の山々を眺めるチャンスも増えそうで、かなり喜んでいる私です(笑)。
昨日の日記に登場して頂いた写真家の増村征夫さんが、某社発行の『一個人』という雑誌の特集“ぶらり気軽にひとり旅”の中で、「花の山里・安曇野へ撮影旅行」という記事に登場し写真も提供していらっしゃいます。有名な観光スポットだけでなく、小さな自然にも優しい眼差しを向けられる増村さんらしい内容が綴られています。
そういえば昨年のちょうど今頃は、増村さんに案内して頂いて安曇野を散策しました。「早春賦」の歌碑やワサビ農場へも連れて行ってもらいました。
最近、ますますお気に入りの『安曇野』です。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2003/04/d20030410a.html