今年の春山は、かなりの積雪
2003-04-25
今朝、北又小屋の管理をお願いしている長津さんから電話がありました。今シーズン初めて北又小屋まで偵察に行ってきたとのこと。それによると、越道峠では建っているはずの石碑や公衆トイレも全く雪の中で見えないので、雪は3メートル以上はあるだろうとの情報です。また北又小屋の前の広場、此処は例年早く雪が融けるようですが、未だ1メートル以上の積雪が残っているとのことでした。
24日には富山県警が春山情報第2号を出しましたが、それによると昨日現在の積雪量は、立山室堂平で8.4m、早月尾根6m、弥陀ヶ原6mなどと、例年より1〜2mも多くなっており、雪庇が大きく張り出しているようです。
谷や沢筋では、気温の上昇や降雨などで雪庇の崩壊や雪崩、落石等などに注意が必要になっています。
楽しい春山も、天候の急変により瞬く間に「冬山の様相」に激変します。ゴールデンウイーク中の登山にはくれぐれも慎重な行動をお願いします。常に、体力や技術などの実力に見合った山行を心掛け、特に難しいとされる山域への入山には経験者との同行が良いでしょう。
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