『佐伯友邦氏の内閣総理大臣表彰をお祝いする会』
2003-11-10
8日、富山市内に於いて『佐伯友邦氏の内閣総理大臣表彰をお祝いする会』が開催され、私も出席させて頂くことができました。
この会は、剱沢小屋の小屋主として、また剱岳登山の案内や相談者として多くの登山者から親しまれている佐伯友邦さんが、「平成15年度安全功労者内閣総理大臣表彰」を受賞されたことを皆でお祝いしようと開かれました。
友邦さんは、父・文蔵氏から剱沢小屋を引き継いで30年。その間立山剱岳方面遭対協救助隊隊長などとして400回近い救助活動を行ない多くの人命を救助するとともに、自然公園指導員として安全登山の指導・助言、登山道の整備・点検に尽力されました。先日の「秋の園遊会」にも招待されるなど、今回の受賞も友邦さんのこれまで永年の功績が高く評価されたものです。
祝う会には、地元名士の方々や立山・剱岳の山小屋関係者の皆さんをはじめ、剱岳や剱沢小屋にゆかりの皆さん、友邦さんと親交の深い山関係の皆さん等など、総勢200名ほどの方々がお集まりになられて、それはそれは盛大なパーティーとなりました。
友邦さんは、こう述べておられます。
「受賞の知らせには戸惑ってしまいましたが、何日かたつうちに、自然をいつくしむ思いが認められたことが嬉しく、喜びがわいてきました。」
「この栄誉に恥じぬよう、これからも変わることなく、大自然とともに時を刻んでいきたいと思います。」
私は、山小屋管理人になって3年目。今年9月に、初めて剱沢小屋に泊まり剱岳に登りました。友邦さんには何度かいろいろな会合でお会いしていましたが、まだまだ山も山小屋もよく知らない“半人前”の私にしたら、友邦さんは「雲の上の人」。
錚錚たるメンバーが集まられた晴れがましい会の末席に招いて頂いて、正直言って大変驚きましたが、これからも頑張るようにという、友邦さんの温かいお心遣いを感じました。
会場では、名だたる山関係の皆さんの輪の中で、いろいろとご挨拶をさせて頂いたり、お話を聞くこともできました。
私にとっても、とてもステキな一日となりました。
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