栂海新道の様子
2005-07-14
先日の夏山事前パトロールの折、富山県警山岳警備隊の2名と小屋からの1名が、10日〜11日にかけて、栂海新道の登山道の様子を確認に行って来ましたので、その様子を報告します。
栂海新道の雪は、まだかなり残っています。
一昨年の同時期にこのルートを歩いている、県警の谷口隊員がビックリするくらいの量があります。
朝日岳側から下ると、アヤメ平上部、そして黒岩平上部に多く残っています。
アヤメ平上部では、長さ・幅ともに約50メートルにわたっているそうです。
また黒岩平付近は、「雪がベッタリ!」という表現が適当だと思われます。長さは約150メートルほど、幅は50メートルくらいでしょうか。
どちらも、急に斜面が落ちているような箇所に雪が残っていますから、場所によってはかなり勾配が急だと思っていてください。
特に、梅雨明け前はガスが出やすい天候が続きますのでルート確認が難しいと思います。また雪の斜面は“スプーンカット”状態です。
この3連休辺りに栂海新道を計画していらっしゃるお客様は、必ず地図とコンパス、ピッケル、場合によってはアイゼンの携行が必要となります。
上の写真は、アヤメ平の上部。
途中で雪が横に切れており、平野分隊長が立っている箇所からまた雪が続いているそうです。
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