雪倉岳避難小屋について
2005-07-16
先日の夏山事前パトロールの際、雪倉岳避難小屋の窓ガラスが割られているのが発見されました。
蓮華温泉側にある窓ガラスが、明らかに故意に何人かによって破られたと考えられます。
多分、施錠されていた鍵を開けるためにそこだけを破ったものと思われます。
何時のことかは分かりませんが、おそらく表の引き戸が開かなかった冬から春先辺りまでの間でしょうか。
そのため、2間ある板の間のうち、入ってすぐの土間に近い箇所が雪や雨風が吹き込んだことにより、水浸しの状態になっていました。
きれいに使っているうちはそんなことはないと思うのですが、水浸しの板の間に上がるのには土足だったのでしょうか、アイゼンの痕まであったそうです。
この先は、夏の間に板の間が乾くのを待つしかないような状態ですが、いくら非常事態だったとはいえ、今後とも常識ある利用をお願いしたいと切に思います。
また、何度もこの日記の中でも書いていますし、電話でのお問い合わせの際にもはっきり申し上げておりますが、雪倉岳避難小屋はあくまで『緊急用』の建物です。
今の状態では尚更のこと、緊急避難の時以外のご利用(宿泊)はされないよう、初めから避難小屋を宿泊施設として山行きの計画に組み込むようなことがないよう、重ねてお願いします。
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