少しの間、小屋を離れて
2005-09-03

池に映る、朝焼けの裏剱 05.9.1
「山を下りても、また山なの!?」…と、よく言われます(微笑)。
仙人池ヒュッテのお母さんも、「一年に一回くらい、お客さんの苦労を味わわないと」というようなことを言っておられたそうです。(今は足が痛くて、入下山はヘリコプターらしいですけど)
シーズンが始まって小屋を開けて山に入ると、ナンダカンダと本当に忙しく、また“主”として大事な自分の小屋を空けるということは、自分の気持ちとしても実際問題としても、本当はあまりしたくはないのです。
でも、シーズン中ずっと小屋にいると、『小屋の都合』『小屋の側』『受付の中』からしか、いろいろなことが見られなくなる場合が生じるようで、諸々を考えたり気合を入れ直したりする機会も必要だと思う時があります。
大粒の汗を流して、喘ぎながら、疲れ果てて小屋に辿り着く登山者の皆さんの気持ちを、やっぱり忘れてはいけませんものね。
そして、「山を感じる」気持ちは一番大切にしたいものです。
アルバイトのみんなも頑張ってくれていたようですが、私が留守の間にいらっしゃったお客様には、ご迷惑や不都合がなかったか、ちょっと心配していましたが、如何でしたでしょうか。
今回は、日程的にかなり余裕のある行程でしたが、そんなことも、今後いろいろとお客様へのアドバイスの折に参考にしたいと考えています。
行って来て、本当に良かったデス。
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