富山県警山岳警備隊の古崎富裕分隊長
2002-05-13
いつもながら熱心に講義してくださる、古崎分隊長。
コンパスと地形図を使った、地図の見方・読み方を勉強する大蓮華山保勝会会員。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2002/05/d20020513c.html
2002-05-13
いつもながら熱心に講義してくださる、古崎分隊長。
コンパスと地形図を使った、地図の見方・読み方を勉強する大蓮華山保勝会会員。
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2002-05-13
古崎さん同様、熱心にそして丁寧に教えてくださった富山県警山岳警備隊の谷口和幸隊員。
この春から、朝日町交番勤務。若くてガッツがありそうです。
未熟な朝日小屋管理人ですので、どうぞよろしくお願いします。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2002/05/d20020513d.html
2002-05-13
立ち木にシュリンゲを結びカラビナを掛け、ザイルを通す。
いろんな場面を想定して、何度も反復練習。
ヘルメットNo.16は、nyamaさん。
※ 越道峠や林道の様子を「最新の朝日岳情報」に載せておきます。
※ 「朝日岳山開き登山会」の申し込みが始まりました。未だ少し余裕があるようです。
詳しいお問い合わせ、申し込みは朝日町役場商工観光課へ。
TEL 0765−83−1100
申し込み〆切り 5月17日(金)
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2002/05/d20020513e.html
2002-05-17
雪倉岳山頂にて 01.9.19 photo by morisita
朝日小屋から白馬岳方面に目をやると、白馬岳よりもずっと大きく、その山容に堂々とした風格を漂わせているのが「雪倉岳」です。ちなみに、白馬岳は日本百名山、雪倉岳は二百名山、そして朝日岳が三百名山とされています。
先日、朝日新聞社から出ている「週刊・続日本百名山」に雪倉岳が紹介されていると書きましたが、我が愛する雪倉岳は、『雪という名の最高峰』なんだそうですね…知りませんでした。
雪の多い日本各地にも、「雪」の文字がつく山はわずか13山しかないとか(25,000分図記載から)。その中で一番高い山が雪倉岳、2番目が北海道の大雪山(2,290m)、そしてナント3番目には初雪山(1,610m)。富山県朝日町にある山が2山も入っているなんて、本当にびっくりしました。
「続・日本百名山」の中で永田芳男氏が、白馬岳から雪倉岳・朝日岳のコースを「高山植物のオンパレード!」と絶賛し推薦コースのひとつに挙げておられますが、まさにその通り、北アルプスで見られる高山植物のほとんど全てを見る事が出来る数少ないルートになっています。
その中には「ユキクラトウウチソウ」というバラ科の花もあります。カライトソウに似ていますが、カライトソウは花穂が垂れ下がるのに比べて、ユキクラトウウチソウは直立しているという違いがあります。時々登山者の方から「カライトソウみたいでしたけど…」と質問される事がありますが、雪倉岳や朝日岳周辺ではそんな珍しい植物も見る事が出来ます。
白馬岳から三国境を過ぎると、白馬大池方面を目指す登山者の数が多いのに比べてパタッと人が少なくなります。ルートが長いので少々敬遠されがちですが、白馬岳を早発ちされれば大丈夫かと思います。思い切り汗をかく苦しさや辛さ以上に、見事なお花畑がその疲れを癒してくれることでしょう。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2002/05/d20020517a.html
2002-05-17
雪倉岳の南側、鉢ヶ岳との鞍部に建つ「雪倉岳避難小屋」です。
無人・期間外解放になっていますが、結構きれいに使ってもらっています。(今年は出来れば早々にトイレ掃除に行きたいと思っています)ただし昨秋訪れた時には、石垣との間にビールの空き缶やゴミがわざわざ隠すように残っていました。
ぜひマナーを守って、これからも大切に使用してくださるようにお願いいたします。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2002/05/d20020517b.html
2002-05-17
雪倉岳山頂から振り返る、白馬岳、旭岳
ガスがかかり始め、この後小雨がパラッと来ました。
雪倉岳の北側下り斜面の砂礫帯は、だらだらと、しかし結構下ります。でも、逆コースで行くと長い登りになるので、少々辛いかもしれませんね。
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2002-05-18
黒部市民病院・田辺医師から、「救急蘇生法」の講義を受ける
今日は、宇奈月方面遭対協と朝日岳方面遭対協との合同訓練が行なわれました。
合同で訓練を行なうのは初めてだそうですが、山域が隣同士であり、また県警山岳警備隊が広域的活動を行なっている為に、両遭対協が今後とも協力し合う可能性や必要性・重要性があり、また情報の交換や技術の向上の為にこうした機会を今後とも作っていきたいと計画されました。
宇奈月方面遭対協からは佐々木繁作隊長以下13名の隊員、朝日岳方面遭対協からは広田隆夫副隊長以下6名の隊員が参加。阿曾原温泉小屋の佐々木 泉さんや中山さん、祖母谷温泉から峰村利数さんの姿もありました。
そして、県警山岳警備隊からは黒部警察署の横山分隊長と木村隊員、入善警察署からは古崎分隊長と谷口隊員が講師として出席して下さいました。
午前中は、黒部市民病院麻酔科部長で、新川地域救命センター所長でもある田辺隆一先生から「救急蘇生法」についての講義と実際の方法についての指導を受けました。この連休中も立山・室堂のセンターに詰めて、登山者の事故や遭難に医療面で関っておられた田辺先生の講義とあって、実践と経験に基づいたお話があり、山小屋管理人としては大いに参考になりました。
講義とその後の実技では、「救急蘇生のABC」(頭文字から、A・気道確保、B・人工呼吸、C・心マッサージ)が繰り返し説明され、山岳救助においての必要性と重要性が強調されました。
昼食後、午後からは場所を移して、人工壁を使ったクライミングの練習です。
黒部警察署と宇奈月方面遭対協は、「黒部峡谷」を抱える山域の山岳救助の要として、後立山・下の廊下・水平道・仙人谷や、僧ヶ岳・駒ヶ岳方面までもその領域としています。また入善警察署と朝日岳方面遭対協は、朝日岳方面だけとはいえその山域は広大で、北又谷や柳又谷・恵振谷といった奥深く困難を極める谷をも抱えています。
そういった関係者が集まって、クライミングの技術を磨くのですからもちろん本格的です。一度もやった事のない私も「ぜひに」と誘われて出掛けましたが…。
県警の横山・古崎両分隊長を中心に、実際の遭難事故では真っ先に現場に駆けつける阿曾原温泉小屋の佐々木さん(彼は、元富山県警山岳警備隊員)達がいろいろ教えて下さいました。今回は、人工壁をただ登るのが目的ではありませんので、ザイルの張り方や用具の使い方をはじめ、負傷者を背負った時の態勢の取り方や確保の仕方、補助の仕方等など、実地で役立つ方法論も教えて下さいました。
全く「壁に張り付いた(取り付いた)」ことのない私は、何をしていたか?…やりましたよ、クライミング!…ちゃんとハーネスも着けてザイルを結んで、一応壁の頂上まで登って来ました、2回も。
やってみるまではかなり「心配・ドキドキ」でしたが、肝を据えて1回目を登り終えると結構満足感も達成感もあり、また思ったより恐怖感はなく、それなりに(?)登れたのでちょっと嬉しかったです。しかし、下で補助してくれていた朝日岳方面救助隊員の広田和徳さんがザイルをうまく操ってくれていたのでしょうね、結構楽に登れたのは…。
それにしても、黒部警察署の横山分隊長曰く…(横山さんは、数年前に入善警察署で朝日岳方面を担当していたので、全てお見通し・笑)
『うちはお花畑ばっかりの山だから(一体どこの山の事かしら?)、クライミングの技術なんて関係ないと思ったら大間違いですよ。登山道も、一歩外れれば絶対に常に岩と斜面の世界なんですから、しっかり勉強してくださいよ!』
そうなんですね、いつまでも何も出来ない頼りない管理人では、許されません。「やる気」を出してガンバロウッと!!
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2002/05/d20020518a.html
2002-05-18
人形を使って、A・気道確保(Airway)の仕方を習う。
ヒゲの田辺先生
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