蓮華鉱山道から雪倉岳 番外編
2002-09-16
雪倉岳避難小屋前での記念撮影 02.9.11
左から黒田さん、私、じっきー、森下さん photo by 自動シャッター
荷物が。。。
耐乏生活で、きっと美味しいものに飢えているだろう黒田さんとじっきーに、ぜひご馳走したいという思いで蓮華温泉から食材を担ぎ上げることにしたのですが、「え〜っっ、こんなに持っていくんですか!?」と森下さんに言われながらパッキングしました(笑)。
でも、「キムチ鍋にしましょう!!」と言い出したのは、森下さん。その希望に沿って食材の買出しをしたのですが、「まあ、どうでも避難小屋までだから」とあれも欠かせない、これも入れなくてはと揃えていくうちに、とんでもないことに。。。
みんなで飲むビール350mlが6缶、焼酎パック1800ml、豚肉1キロ、お米、キムチ800g、翌朝残ったキムチ鍋に入れるうどん3玉、お餅、コッヘルやガス。。。これらはみんな森下さんに担いでもらい、またシュラフ等の他、当然カメラや三脚の「商売道具」を入れた彼の荷物は約30キロ以上になりました。
そして私。。。いくら何でも私だけ身軽でというわけにはいきませんから、私もそれなりに担ぎました。白菜半切、豆腐小3丁、ニラ、えのき、ネギ等などの野菜類をはじめ、その他嗜好品の数々、そしてシュラフやマットその他の個人装備。。。途中で水も各自2リットル近く確保して担いだので、私も最近持ったことが無いほどの荷物になりました。
そんなこんなで…やっぱり「珍道中」になりました(笑)。
前述したとおり、途中の緩やかな登りは全く苦にならなかったのですが、最後の登りでは、荷物が肩に重くもうバテバテ。。。でも、今回は森下さんもそんなに甘くはない!!。。。「大丈夫ですか?」と声を掛けてはくださいましたが、決して妥協を許してはもらえませんでした。(去年の朝日小屋〜蓮華温泉〜白馬岳の山行では、新米の私にもう少し優しかったような気がしたのに…笑)。
でもお陰で、『山は自己責任』ということがとても良く分かりましたし、山の厳しさを知ると同時に、辛さの後に待っている楽しみも大いに味わうことができました。
森下さんの注文でぜひ行動食にと持って行った「果物入りゼリー」を、鉢ヶ岳の分岐に辿り着いたところで食べました。その美味しかったこと!!…ちょっと大袈裟ですが、何だかとても嬉しくて、涙が出そうでした。
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