登山道の状況…現在の蓮華温泉方面
2003-07-24
今週末を前に、今日は再度蓮華温泉方面の雪渓及び登山道の状況をチェックする為に、哲也・ひとほ・森下さんの3人が“出動”しました。
昨日の日記の中でも書いていますが、今年は、例年に比べてもこの時期としてはかなり多くの雪が残っていると言えると思います。
先週の連休前の作業時と比べても、哲也曰く「融けてない。。。」
思うように進んでいない雪融け、それ以上に雪がかなり締まって、内部は氷のような状態になっているところもあるそうです。
先週の3連休でそれなりの人数の登山者の往来もありましたし、大方の予想としてはもう少し踏まれて雪が「腐った」状態になっているかとも思っていたのですが、どうも気温の低さが影響しているようです。
“吹き上げのコル”と“八兵衛平”の間が、雪渓の大きさ(長さ・幅)、雪の多さ、歩きにくさからして一番「難所」だと思われます。大きな雪渓が3箇所ほど残っています。
再度、ベンガラでのマーキングとステップ切り等など、小屋として出来る限りの作業はして来ました。
何度も書きますが、基本的に山歩き(登山)は各人の技術と力量に拠りますから、一概には言えませんが…、
ここしばらくは、雪渓歩きに不安がある方には「アイゼン」の使用をお勧めします。また、いざという時にはピッケルが有効なのはもちろんですが、雪上でのバランスを取る為には「ストック」を持たれるのも良いでしょう。
今の時期、例年ですと小屋の周りはチングルマの花も次々と咲き出し、早々と散っているものもあるのですが、今は未だ小屋のすぐ前でもチングルマの蕾がそこ此処に見られる位、今年の花の開花は平年並みと少し違った様相にあるようです。
今年は、雪融けが進んでいない分、夏の花も少し遅くまで楽しめるのではないでしょうか。
毎日毎日、ただお天気が気になる今日この頃です。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2003/07/d20030724a.html