剱岳へ…
2003-09-16
『岩の山は、私には似合わない…』
2000年秋に一度だけ、馬場島から早月小屋まで行ったことがあるのですが、その時も剱岳山頂には縁がありませんでした。
『きっと、絶対に一生登らない山』
…誰かに誘われても、何故かそう心に決めてしまっていました。
でも雨と風の中、剱岳の山頂に立つことが出来ました。
元・山岳警備隊員の泉さんには、カニのタテバイから「腰縄」を付けられ、すぐ後ろから栄祥さんにガードしてもらいました。
同じく元・山岳警備隊員の栄祥さんには、下りでずっと確保してもらいました。
最高のガイドにしっかり守られて、全く“どうにもならん登山者(苦笑)”でした。
「カニのタテバイ」も「カニのヨコバイ」も、ガスの中で何も見えずじまい。
山頂からの360°の眺望も無し。
雨風と寒さで、山頂に居たのはわずか5分。
それでも、「剱岳に登った!!」という達成感と満足感は、しっかり私の中に残りました。
いつか、今度は晴れた日に…そう思ったから、不思議です。
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