北アルプス 朝日小屋

朝日小屋 TEL 080-2962-4639(衛星電話)
北又小屋 TEL 0765-84-8809
開設期間外 朝日小屋連絡所
 〒939-0711 富山県下新川郡朝日町笹川 清水ゆかり
 TEL & FAX 0765-83-2318

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何故、お誘いを受けたか、講演会を了承したか

2008-03-29

講演会の始まる前  りんゆうホールにて   08.3.25   photo by 自らの画像

講演会の始まる前  りんゆうホールにて   08.3.25 photo by 自ら

 「りんゆう観光」さんのツアーは、昨夏初めて白馬岳から朝日岳への縦走を計画されて、7月中旬に朝日小屋に宿泊されました。それほど人数は多くなく、10数人だったでしょうか。
 今まで白馬岳までは何度となくいらっしゃったらしいのですが、とにかく朝日岳は初めてだったそうです。

 当日は、雨が降る生憎のお天気でした。
 それほど混雑した日ではありませんでしたが、雨具を着た登山者の皆さんで、玄関先などは少々バタバタしていたかもしれません。

 ツアーに同行された専務さんの話では、その時の朝日小屋の対応が良くてとても印象に残ったということで、今回の私への講演依頼に繋がったという事でした。

 でも、私や小屋の側にしてみれば、肌寒い気候の日に雨でびっしょり濡れてお客様がいらっしゃれば、玄関先に古毛布を敷いたりストーブを点けて衣服を乾かしたり暖を取ってもらったりというのは、小屋としては当たり前のことなのです。

 逆に私の側からすれば、当日同行されたガイドさんがとても信頼のおける方だったので、「朝日岳にこのガイドを連れてくるようなツアーは、凄いんじゃない!」ということで、好印象を持ったというのが正直なところでしょうか。

 誤解されては困るのですが、朝日小屋は、決して大手のツアーだからとか、個人のお客様だからとか、単独行だからとか、そのような様々な要件で、部屋割りだとか食事に差を付けるということはありません。

 ただ、ツアー各社に関して言わせて頂ければ、添乗員さんやガイドさんの資質といいますか、いろいろな面で「えっ!?」というようなツアーも、時にはあるのかなぁと感じることもあります。

 そんな中で、昨夏のそのツアーに同行されたガイドさんは、富山県内でも「ピカ一!」であろうと思われるガイドさんでした。

 「このガイドが案内するんだったら…」という安心感や信頼感が、ツアー会社にも山小屋にも生まれて、それがツアー参加の登山者の皆さんにも伝わってくるような、そんな雰囲気の登山ツアーもあるのです。

 そんな中りんゆう観光さんから講演のお話を受けたのですが、今思えば、私がどんな人間なのか、どんな話をするのかも分からないまま、よくぞ北海道まで経費を掛けて呼んで下さったと思うこと、しきりデス。

 それにしても…、呼んで頂いて、本当に有難うございました!!

シモちゃん、北海道でも元気!!

2008-03-30

ホテルにお迎えに来てくれた、シモちゃん   08.3.24の画像

ホテルにお迎えに来てくれた、シモちゃん   08.3.24

 全国紙・A新聞の記者、シモちゃん。

 昨夏まで2年半を、富山支局に勤務しましたが、昨年9月に北海道札幌支局に転勤になったのです。

 前泊の24日は、そのシモちゃんと夕食を一緒に。そして翌日は、私の講演会を取材に来てくれました。

 富山県に勤務していた2年前、ホントに突然電話が掛かってきて「取材したいんですけど!」。
 
 ちょうど小屋開け前日で“超”ドタバタの中(私は右足骨折で松葉杖だったし!)、ヘリコプターの荷揚げ準備の取材に来た彼女でしたが、その後、ナンダカンダと朝日小屋関係者との交流を深めつつ、朝日岳はじめ山の世界にもハマッていったのでした。

 みんなとも山とも仲良くしたいと、まだまだ富山に未練を残しつつ“北海道の人”となった彼女でしたが、異動から半年経ってようやくエンジン全開となりつつある様子でした。

 上の写真は、私の宿泊先の高級ホテルへ「お迎え」に来てくれたシモちゃん。
 「今日は、ゆかりさんに会うからおしゃれして来たつもりデス」と言いつつ、いつもザックを背負っていると言うから、やっぱりシモちゃんだぁ〜!!!

 北海道の皆さん、何処かで仕事している彼女を見つけたら、声を掛けてやってくださいね。宜しくお願いします。

やっぱり新聞記者だった!!

2008-03-30

携帯電話で“デスク”と連絡を取りつつ、私の記事を書くシモちゃん   08.3.25の画像

携帯電話で“デスク”と連絡を取りつつ、私の記事を書くシモちゃん   08.3.25

 彼女が初めて朝日岳に登ったのは、6月の山開き登山会でした。

 初めて山らしい山に、それも残雪の頃でしたから、いくら若いといっても、それなりに大変だったことでしょう。

 それから何度となく、里で山で、彼女と一緒しましたが、突撃精神旺盛な彼女は、ちょっぴり「怖いもの知らず」。

 そんな彼女の、真剣な仕事ぶりを真近かで見て、「シモちゃんは、やっぱり新聞記者だった!!」と再認識した、札幌の夜でした。

 ちなみに…講演会の様子は、26日付けA新聞(北海道版)に載りました。

札幌で、元気をもらって

2008-03-30

高級ホテルに、一人で泊まる   札幌の夜の画像

高級ホテルに、一人で泊まる   札幌の夜

 前泊は、用意してもらった高級ホテルで。
 ホントに、自分では決して泊まれないような、贅沢な宿でした。

 そして講演会が終わった夜は、シモちゃんのワンルームマンション。
 若い女の子の、でも学生でないキャリアウーマンの部屋。なかなか良かったです。

 “すすきの”という賑やかな街も、歩いてみました。なかなか良かったです。

 東京とんぼ返りなどはありますが、こんなゆっくりした『ひとり旅』は、今までなかったかも。“良い夢”を見させてもらいました。
 
 講演を聴きに来て下さった北海道の皆さんにもお会いできて、旅をしてリラックスも出来たし、いよいよシーズンインに向けて、どんどん気持ちも高めていきますね。

 妹の結婚式や北海道行きという、大きな行事も終わり、4月5月そして6月の小屋開けまで2ヶ月と少しとなりました。