今シーズンからの、朝日小屋
2015-07-08
つぶやき・・・
今シーズンからの、朝日小屋
1973年(昭和48年)、私が高校1年の夏、亡父が朝日小屋の管理人になりました。
2000年に亡くなるまで、父親が28年間。
2001年から私が管理人を継いで、昨シーズンで14年。
親子二代で管理人をさせて頂いて、もう42年が過ぎました。
清水ゆかりが管理人になってから15年目の今年、朝日小屋は大きな決断をしようとしています。
43年も経てば、時代が変わり、生活が変わり、人が変わり、そしてこれだけ溢れる情報が飛び交う中で、変わらないのは・・・?
変わらないこと、変えたくないこと、変えてはいけないこと、変えていかなくてはいけないこと。
様々な葛藤に思い巡らせてきた、この数年間。
大きな山小屋さんにはそれなりの、小さな山小屋には小さな山小屋なりの、それぞれの良さもあり、足りなさもあり、悩みもあり・・・。
2009年7月のトムラウシ遭難から以降、「遠くて長い山小屋」の事情は大きく変化したと思います。
そして5年間で3シーズンにも亘って繰り返された「北又林道」の通行止では、登山者の皆様に多大なご迷惑と大きな影響を及ぼしているという事実、そして小屋経営への計り知れない打撃。
悩んだ末の決断です。
賛否両論、いろいろあろうかとは思いますが、朝日小屋が、この先生き残っていくための道です。
朝日小屋は、
今シーズンから、定員を100名に改めさせて頂きます。
また、ご宿泊については、ご予約が必要です。
特に、お弁当は、到着されてからの申し込みは出来ません。
定員に達した時には、ご予約をお受けできない場合があります。
山関係者の皆様におかれましては、お知り合いの皆様に周知徹底を頂ければ、と思います。
ご理解の程、どうぞよろしくお願いいたします。
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