登山技術講習会で…
2001-05-14
どこまでも続く青い空、残雪の白、そして芽吹いて間もない新緑のまぶしさ、もうこんな幸せがあるだろうか…と思えるような、そんな一日でした。イワウチワ、カタクリ、カモシカにも出会いました。
昨日は大蓮華山保勝会の「登山技術講習会」が、県警山岳警備隊の古崎隊員(入善署)を講師に尾安谷〜越道峠付近で実施され、管理人の私も初参加して来ました。
これは、6月23日〜24日にかけて開かれる山開き登山会を安全に行う為に当日のリーダーを中心に、雪渓の歩行方法やピッケルの使い方、ロープワーク等の技術を確実に習得することを目的に行われたものです。もちろんピッケルを使った滑落停止の訓練もありました。
尾安谷付近に車を止め、いつもは車で通り過ぎるだけの林道を歩き始めました。この道を歩くのは中学の時に学校のキャンプで来た時以来かな…等と思いながら少し行くともう残雪がかなりあります。話には聞いていましたが、やはり今年の雪は標高の低い所で多いようです。倒木や崩れた箇所もかなりあり、役場が除雪を始めるのも例年より遅くなりそうで、管理人としてはいろいろ心配です。
車道を完全に雪が覆っている箇所で、訓練開始。立ち木や大きな石にザイルを張ったり、雪渓にピッケルを打ち込んでその役目をさせたりする方法をやってみたりと、講師の指示に耳を傾けます。今までは救助隊の人達のやり方を眺めている立場でしたが、今回は私なりに真剣でした。
ところが古崎隊員、「では、皆さんにやってもらいますが…、この中で一番山を歩く機会が多いと思われる管理人のゆかりさん、初めにどうぞ」キャー、ヤメテ〜!それでなくても緊張して聞いているのに…。でも「えーい、やるしかない!」と、教えられたようにいろいろやってみる。何とかクリア…。もちろん雪渓も小さい時から登っているしスキーもやるので、雪の急斜面はそんなに怖くはないのですが、講師先生のやさしくも厳しいまなざしの方が気になったりして。
越道峠にて昼食。写真にもあるように、本当に最高のお天気!!その満足度はひと言では表せません。(またまたひと口のビールが美味だった)
帰りには滑落停止の訓練。わざと滑ってみるという事はナント難しいのか。歩いて降りるにはたいした斜面ではないのですが、雨具を着て滑ると加速度が付きます。本格的にピッケルを使う機会のなかった私ですが、本当に勉強になりました。(山に入ったら、前朝日の斜面でこっそり練習しようっと…フフフ)
段々「新米管理人」も“意識改革”されてきたのかもしれません。少しづつ「管理人らしく」なっていきたいと、いろいろな事に挑戦する意欲が湧いてくるようで、なんだか昨日の訓練もとても楽しく有意義でした。できない事も確かに多いのですが、私のモットー「前を向いて歩いていきたい」を貫いて頑張りたいと改めて思いました。
…辛くてもひどくてもまた山へ行きたくなる気持ち、私なりに再確認しました。
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