宇奈月・朝日両遭対協の合同訓練
2003-03-19
宇奈月・朝日両遭対協の遭難救助技術の向上を目指した訓練が、15・16日の両日、宇奈月町の宇奈月温泉スキー場と大原台公園一帯で行なわれました。朝日岳方面遭対協からも谷口隊長、廣田副隊長他の隊員が参加し、両遭対協合わせて19名が本番を想定した真剣な訓練に臨みました。
両遭対協は管轄が接しており、管轄の境界で遭難が発生した場合に備え連携の強化を図ることが目的で、昨年5月にも合同の訓練を実施しています。
横山 隆・黒部署山岳警備隊分隊長、古崎富裕・入善署山岳警備隊分隊長らの指導を受けながらの遭難者搬送訓練では、ビバーク用簡易テントで遭難者を包みザイルで確保しながら山から下ろす練習などがくり返し行なわれたそうです。
またこの他にも、山スキーやかんじきでの歩行訓練、雪崩れ用のビーコンを使用した捜索訓練も実施されたとのことです。
私もぜひ参加したかったのですが、先週末には所用が立て込んでいてどうしても欠席となりましたが、古崎分隊長や阿曾原温泉小屋の佐々木さんの話では、大勢の隊員の参加で大変有意義な訓練だったということでした。
シーズンを通して、遭難や事故が皆無に越したことはありませんし、小屋の責任者としてもそう願っています。しかしいざという時には、県警山岳警備隊や遭対協の皆さんのお世話にならざるを得ない場合もあり、訓練の重要さは言うまでもありません。
いつもその献身的な姿には頭が下がります。県警山岳警備隊の皆さん、そして遭対協の皆さん、どうぞ今年もよろしくお願いいたします!!
(記事は、一部北日本新聞より抜粋)
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2003/03/d20030319a.html