快晴の中、徳本峠へ!
2003-04-24
行って来ました、徳本峠小屋!!
ようやく“冬眠”状態から抜け出し、13日には大地山へ行ってきた私(しかし、途中撤退)。今回は22日から2泊3日の日程で、上高地から明神を抜けて徳本峠まで「単独」での山行でした。
いつか機会があれば、残雪の4月に2,000mの山へも登りたいとは思っていましたが、私の実力からして行ける山は限られます。また、平日に何泊も付き合ってくれる同行者もアテには出来ません。単独でも、実力に合わせて何処かへ行きたい…。
そんな時、3月初めの山小屋協会総会の時に小屋の管理人の今川さんから、4月16日に小屋開けすることを聞いていました。徳本峠なら、昨秋に写真家の森下さんと登っているのでトレースがあれば行けないだろうか…そう考えて計画しました。
21日は午後から自宅を出発し、途中大町へ立ち寄り志水哲也さんの写真展を見てから、松本の二女・はるかのアパートで1泊。
入山の22日は、朝から快晴!
梓川は山々からの雪融け水を集めて、清々と流れていました。上高地からはその梓川沿いに芽吹き始めたばかりのカラマツやケショウヤナギの林を抜け、明神館横を通って、徳本峠へと進みます。春山の本格的シーズンは今月末の連休からですから、行き交う登山者にも遭いません。
しばらくは除雪された林道沿いに進みますが、それもすぐに雪に覆われた登山道へと変わりました。しかし途中から、トレースの跡は沢を直登するように続いています。快晴のお陰で周りの状況が容易に判断できましたので、夏道が全く出ていない残雪の中でも、他の沢へ迷い込むことなど無く歩くことが出来ました。
しかし、かなりの急登、斜度のキツイ登りが延々と続きます。シーズンが始まったばかり、お土産も入っている私のザックはそれなりに重たく、いつもの“カメさん歩き”は、周りの景色を眺めつつ立ち止まりながらの“カタツムリ歩き”へ…(笑)。
見上げるとまだまだ続く斜面を、独りハァハァ言いながら歩いていました。そこへ、「お〜い!」と呼ぶ今川さんの声。こういう時は、本当に嬉しいものですネ!(笑)
「此処は、余り長居しない方がいい。横の小さな沢から雪崩が来ると大変だから。ゆっくりでも休まないで歩こう!」と言われ、結局荷物を担いでもらって、ようやく小屋まで辿り着きました。
上高地〜明神館まで約1時間。明神館〜徳本峠小屋まで約3時間。お天気が良かったので、かなりデジカメでの撮影に時間を要しましたが、相変わらず登りの弱い私は、コースタイムを少しオーバーして約4時間余りの行動。でも、とっても爽やかな汗が落ち、吹く風が頬にヒンヤリとした気持ちの良い登りになりました。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2003/04/d20030424a.html