03年・最後の山行は、南保富士(727.1m)へ!!
2003-12-23
楽しかった、負釣山での雪中テント泊。「復活」のきっかけとなったその山行を楽しんでも、それでもなお「未だ、今年中に何処か近くの里山へもう一度行きたい!」と密かに目論んでいた“欲張りな”私です(苦笑)。
気忙しい歳の暮れになって、しかも気象の不安定な北陸地方の12月末。
里山といえども、天候をきちんと見定めてからどうしようかと判断せざるを得ない中、昨日はお天気次第で何処かの山へ行きたいと思っていました。
22日朝、予想通り天候は曇り。低く雲が垂れ込めてはいるものの、雨は降っていないので、里山行きを決行することになりました。学校へ行く中学3年生の末娘を送って、午前8時半過ぎそのまま出発しました。娘を迎えに行く午後2時までには自宅に戻る予定で。
行先は、今年一度も行っていなかった「南保富士」に決まりました。
車で林道を何処まで入ることが出来るか、登山口まで行けるのか、雪がどれくらいあるか…、諸々の条件次第では山頂まで行けないかもしれないというコトも考えていましたが、雪の残る林道は登山口まで車を乗り入れることが出来、朝9時過ぎに歩き始めました。
夏道を歩くだけでしたら、遅足の私でもホンの1時間少しで山頂まで行ける里山ですが、今回は山頂まで3時間を予定しました。
ところが…、歩き始めから踏み跡がしっかりしています。そういえば駐車場に車が2台ありましたから、「平日でも、やっぱり登っている人がいるんだ」「でも、昨日の日曜日に何パーティーか登ったのかな」などと考えながら歩きました。
植林された杉林の中を、ゆっくり歩きます。
雪の雑木の林も、しーんと静まり返っています。
少し傾斜の急な斜面もありますが、お陰様でしっかりしたトレースがあったので“かんじき”も着けずに歩くことが出来ました。正直言って、楽し過ぎて少々気が抜けてしまいましたが…。
登り初めから1時間半足らず。
山頂に立つと、曇天の中でも黒部川扇状地も富山湾も見事に見えていました。
トレースの主、誰だったと思いますか?
実は今年、南保富士の山頂に山域監視カメラ(?)のようなモノが建ち、それを動かす為の発電でもしているのでしょうか(?)プロペラ様のシロモノが建てられていました。今回それが故障したらしく、発注先の元受業者さんと地元の業者さんが4人程、先に登って来ていらっしゃったのです。ご苦労様でした。
(山頂の建造物には、少々というか、かなり興ざめでしたが…)
山頂の雪は、深い所で約1メートル近くもありました。先の業者さん達の足跡があったから短時間で登れたのですが、これが初めからのラッセルなどを強いられていたら雪もそれなりに湿った重い雪でしたし、やはり3時間は掛かっていただろうと思われます。
下りはもっと快適で、40分も掛からずに登山口まで戻ってしまいました。少々物足りないかなぁと思いつつ、無理をしない楽しい山行で一年を締めくくられ、本当に有り難いことだと思いました。
今回の忘年・里山の山行には、山好きの知り合いが同行してくれました。「ゆかりの復活」をホンモノにしようと、付き合ってくれました。
気のおけない山友達と、雪の里山をゆっくり歩いて、『今年の山・山・山…』に本当に感謝、感謝です!!
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