北アルプス 朝日小屋

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18日は、負釣山へ!!

2004-01-20

天然の「繭」   山姥のコース途中で    04.1.17の画像

天然の「繭」   山姥のコース途中で    04.1.17

 17日の夜は、白鳥山を「撤退」した後、青海町の長野屋さんの車庫の2階でみんなで泊まることになりました。白鳥小屋でワイワイと食べるはずだった夕食の材料もありましたし。でもさすがに雪中行動9時間半は身体にも堪えていたのでしょう、疲れてしまって私なんか真っ先に“バタンキュー!”
 翌日、目的地に届かなかったという何だかモヤモヤした気持ちのまま朝を迎えました。
 「どうする?」「このまま解散!?」
 朝食の後、少々の筋肉疲労らしきモノを感じつつも、せっかくもう一日予定を空けてあるのだからやっぱり何処かへ行こうという提案で、小野 健さん・ひとみさん・森下さん・私の4人で負釣山へ登ることになりました。
 12日にもシュンちゃん達と負釣山へ登っていましたが、小野さんもひとみさんも数年振りで、森下さんは昨秋以来の2回目、この時期には行ったことがないというわけで決定です。
 
 12日は駐車場まで車が入りましたが、今回はオコ谷の分岐点から少し入った地点で車を置いて駐車場まで約30分程歩きました。
 前回より雪の量も多かったのですが、でも晴天に恵まれて気持ちの良いこと。
 「今日はお天気がイイから、きっと山頂には30人くらいの登山者がいるかもネ」…出発前はそう予想していたのですが、車の台数も少なく、踏み跡を見てもどうも人数はかなり少ない様子。皆さん、このお天気に何処へ??
 きっと大勢の人達の後だから大丈夫と、うっかり“かんじき”を持たずに出発した4人でしたが、“ツボ足”がやっとの雪の量でした。
 7合目を過ぎた辺りから雪はもっと深くなり、一番重たい荷(日帰りでしたが、カメラなど入っていた)を担いで先頭を歩く森下さんが、ひと足毎に20cm程も潜ってしまうようになって来ました。
 山頂直下の急斜面が心配でしたが、何とか大丈夫!

 18日の負釣山は、私たち4人の他には単独の方たちが3名だけ。12日にもお会いした地元のNさん、そして昨年小屋閉めの頃に朝日小屋に来てくださった黒部市の男性、そしてもうお一人。山頂の360°のパノラマを眺めるには少なすぎるくらいの人数でした。

 森下さんは、黒部川水系に鎮座する山のひとつとして負釣山にも興味を持っておいでなので、やっぱり写真を撮っていらっしゃいました。
 小野さんとひとみさんは、「多分、この時期の負釣山へ来ることはこの先そうないかもネ」と言いながら眺望を楽しんでいらっしゃいました。
 
 残念ながら、出掛けにデジカメを忘れてしまった私。今回は本当にドジでした。
 でも、ステキな眺めをしっかりと目に焼き付けての楽しい山行となりました。