古崎分隊長、有り難うございました!!
2004-03-29
春は入学など新しい出逢いの季節ですが、一方、転勤や異動など別れの季節でもあります。覚悟はしていても、長い間お世話になった方との別れはやはり淋しいもの…。
今回の県警の異動で、入善警察署に5年間勤務され朝日岳方面警備隊の分隊長を務められた古崎さんが、大沢野警察署所在地交番勤務となり薬師岳方面山岳警備隊分隊長として転出されました。
古崎さんは、亡父がまだ朝日小屋の管理人をしていた99年3月に着任され、また私が管理人になった最初の年から、新米管理人の私をサポートしつついろいろと教えて下さいました。親子二代にわたって、本当にお世話になりました。
古崎分隊長が在任中の5年間には何件かの遭難事故もありましたが、全件無事救助することができ、また死亡に至るような大きな事故はありませんでした。これは県警山岳警備隊あげての支援はもちろん、古崎分隊長や谷口隊員と朝日岳方面遭対協の連携の賜物だと思っています。また日頃からの県警山岳警備隊の厳しい訓練や、遭対協との合同訓練が実っているのだと思い、その為に朝日岳方面で古崎分隊長が陰日なたで常々努力されていたことに深く感謝しています。
県警山岳警備隊は、常駐隊の他、各山域各方面でそれぞれ警備に当たっておられますが、特に朝日岳方面の場合には、ひとつの方面警備隊にひとつだけの山小屋といった環境にあり、これまでにも山岳警備隊の皆さんには小屋も管理人も大変お世話になってきました。
また個人的には、技術も未熟で経験不足な私を、朝日岳周辺山域や文部省登山研修所での訓練に同行を許可して下さり(周囲の不安と心配を知りながら…)、朝日小屋の管理人として少しでも力を付けさせようとして頂きました。
また非番の時など、「ゆかりさん、これから行きますけど何か欲しい物はないですか!?」と言いながら美味しいお刺身を差し入れして下さったり、時には緊急に足りない品物をボッカしてもらったり(なぜか重いものばかりでした。すみません!)と、公私ともにいつも気に掛けてもらいました。
また、毎年11月には朝日町民駅伝に遭対協チームで出場して、若い隊員の先頭に立って力走する姿は立派でした。
古崎分隊長には、大沢野署へ行かれましても益々ご活躍されんことをお祈りいたします。
また、薬師岳方面山岳警備隊分隊長としては自身のケガや事故に気を付けられて、今後一層登山者の皆さんの安全と事故防止に尽力されますようお願いいたします。
5年間、本当に有り難うございました!!
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