「森の精」
2004-05-09
4日は雨で“沈殿”しましたが、曇り空に小雨が降った程度だった5日は恵振山の5合目まで行って来ました。
昨年7合目まで行ったのは5月20日でしたが、今年は雪融けが早そうだというので、それより2週間早く登ってみたのです。
今年の残雪は、5合目辺りでも昨年より少なめだったと思います。
しかし、不思議なことに雪の量に比べてブナの芽吹きは遅く、新緑はそれ程ではなくて、5合目のブナは未だ冬の衣を被ったままのようでした。
これは、4月末に2度も冬型の気圧配置になって寒波に見舞われた影響があるのではないかと思われます。春の仕度をしていた樹々たちも、あんなに寒い思いをしてもう一度冬の衣を纏い直したようですね。
3合目辺りまでは、芽吹いたばかりの緑が濃い靄のなかにも鮮やかでした。
手付かずのブナの林には、まるで「森の精」が住んでいるようでした。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2004/05/d20040510c.html