北アルプス 朝日小屋

朝日小屋 TEL 080-2962-4639(衛星電話)
北又小屋 TEL 0765-84-8809
開設期間外 朝日小屋連絡所
 〒939-0711 富山県下新川郡朝日町笹川 清水ゆかり
 TEL & FAX 0765-83-2318

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今年も「受験生の母」

2004-01-30

赤い実に雪、バックの青空に映えて   白鳥山    03.11.23の画像

赤い実に雪、バックの青空に映えて   白鳥山    03.11.23

 去年のちょうど今頃は、二女・三女の双子の大学受験にまさに“振り回されて”いた私。何をしていたと言うわけでもないように思いますが、何事も二人分だっただけに結構大変でした。進路の相談はもちろん、お金の心配と工面に始まって、入学の手続きやアパート探しに引越しと、4月にそれぞれが無事に入学してしまうまで、ドタバタは数ヶ月続きました。

 受験シーズンですねぇ。実は昨年に続いて、今年も我が家には受験生が一人居まして、私は今しばらく「受験生の母」というわけです。4人も子どもがいれば、毎年続く心配事は当然かもしれませんネ(苦笑)。やれやれ…。

 末娘の四女は、もうすぐ「高校受験」。進みたい道がはっきりしているので、その点はすっきりしているのですが。。。これまで散々姉たちのドタバタを見てきている彼女、親から見れば“のんびり屋”の末娘も、2学期の末頃から年が明けて、自身初の「真剣勝負」に挑むべく毎日それなりに勉強しているようです。
 
 彼女が目指すのはただひとつ、『音楽』への道。
 
 小学生の低学年の頃に出逢ったピアノ、何処の家にもあるような習い事のはずでしたが、ピアノを教えてくださっている先生の本業が「マリンバ」だったので、いつしか娘もその楽器に親しむようになりました。
 皆さん、「マリンバ」という楽器分かりますか?“木琴”の大きなヤツ、と言っては娘に怒られている私ですが(苦笑)、“マレット”と呼ばれるバチを片手だけでも2本も3本も持って演奏します。
 親バカを承知で書くことを許されるならば、ピアノ(マリンバ)の先生曰く「この子の“感性”は、他の子と違う。音楽をやる為に生まれてきたようなもの」なんだそうです。
 カラオケで歌ったり好きな歌を聴くのは大好きな私ですが、楽譜もろくに読めず、昔オルガンで「ネコ踏んじゃった」を弾く位しか出来なかった親とすれば、音楽の道がどんなに険しくて先に何が待っているのか分かりません。
 「これからも、お金かかるよぉ」「そんなのは諦めさせて、普通に受験させたら」…いろいろありますが、子どもが自分で決めた道ですからネ。娘の弾くピアノやマリンバを聴いていると、好きな道だったらきっとガンバレる、輝いている貴女が好き、と何処までも応援したくなるのが親です。
 
 昨年は双子の受験生を抱えてこの時期はなかなか山へも行けなかった私ですが、今年は娘のスケジュールに合わせつつも、受験本番の時以外は私も雪の里山に遊ぶ約束をさせてもらっています。
 受験勉強も、5教科の他に、実技・面接・作文と試験に向けて毎日頑張っている末娘。周りは風邪を引かないようにとだけ気を付けてやっていますが(何しろ声楽のテストもあるので)、あとは本人が頑張るしかないのですから。
 
 我が家では2月中旬になると、長女が京都での4年間の大学生活を終えて富山に戻って来て就職します。そして2月に入ると末娘の受験は本番を迎えます。来月は、ナンダカンダと私の身辺も少々ドタバタしそうですネ。

 4人の娘たちを育てる為に、やっぱり今年も私は頑張らなくてはいけません。
 うれしい「春」が来ればいいな、と思っています。

こんな時にも「遊び心」

2004-01-30

あらビックリ、浴衣でおもてなし(!?)  朝日小屋にて   03.9.3の画像

あらビックリ、浴衣でおもてなし(!?)  朝日小屋にて   03.9.3

 季節外れのこの浴衣姿、ビックリされたでしょう。
 実は浴衣と着付けは、去年の9月初め、大雨で白高地沢の橋が流される中徒渉で大変な思いをしながら朝日小屋に来られた、長野屋さんのひとみさんから私へのプレゼントでした。
 「雨ばかり続いて、きっとゆかりちゃんは面白くない思いをしているんじゃないかしら。少し気分転換になったら」と、わざわざ浴衣一式をリュックの中に入れて担ぎ上げてくださいました。
 少し照れくさくて、何だか気恥ずかしくて、なかなか写真を日記に載せられなかったのですが、山小屋で浴衣を着るなんてことは滅多にないことですから、とってもヒマな時期の(ドシャ降りの雨で、この日もお泊りは小野健さんたちだけでした…)ステキな一夜の体験でした。
 浴衣と言えば真夏の季節がピッタリ。でもまぁ、超多忙のそんな時期に朝日小屋で着るのはちょっと無理な話だと思いますが(朝の洗顔もままならないのに・苦笑)、「遊び心」はいつもどんな時にも持てたら良いですね。
 03シーズン未発表のスナップ写真でした!

週末は大杉山でした!!

2004-02-03

大杉山(734.2m)山頂にて   04.1.31の画像

大杉山(734.2m)山頂にて   04.1.31

 好天に恵まれた先週末、シュンちゃんたち同い年のみんなで魚津市の片貝川奥に位置する大杉山へ行って来ました。今の時期でも頑張れば日帰りも可能な山でしたが、今回は土曜・日曜日を利用した雪中テント泊。
 シュンちゃん、堀クン、ササキさん、そして私。まさしく「怪しい(!?)”中年男女”」4人組のズッコケ山行でしたが、抜けるような青空の下、ラッセルに少々苦労したり“かんじき”にもてあそばれたりしながらも、心地良い汗をかいて楽しんで来ました。
 
 各人毎4張のテントを張り、他に“シュレッダー”のようなというか“集会場”というか“公民館”というか、そんな「雪洞」を掘ってみんなで遅くまで飲んで食べてそして語り明かしました。

 深雪の中で、雪と戯れる…おぉ!ナント贅沢な『大人の遊び』。
 これぞ雪国暮らしの私達にこそできる、冬の大切な時間。
 
 標高800mに満たない低山ではありましたが、僧ヶ岳や毛勝山、剱岳、立山の峰々、大日岳や薬師岳といった北アルプスの山々はもちろん、富山平野の夜景がそれはそれは見事でした。
 
 楽しい楽しい、冬のテン泊山行でした。

夜景に魅せられて…

2004-02-03

富山市の夜景の画像

富山市の夜景

 富山平野の夜景です。大杉山は富山市に近い魚津市にあるので、富山の夜景がそれは見事でした。
 富山湾が湾曲していて、それに沿って光が散りばめられているのが分かりますか??

ドタバタと…今日はこれから、東京へ

2004-02-03

一面の雪原…「ぶどう原」    04.1.31の画像

一面の雪原…「ぶどう原」    04.1.31

 本当は、昨日ゆっくり大杉山の山行を日記にUPする予定でしたが、朝になって急に用事が入り、その後も一日ドタバタ…。
 
 今日は、お昼頃の電車で東京へ行きます。
 岩崎元郎さん主宰の「無名山塾・遠足倶楽部」の新春懇親会にお誘い頂いたので、行ってきます。
 しかし、明日はどうしても朝までには戻らなくてはいけないので、夜行でとんぼ返りしてきます。

 バタバタしてゴメンなさい。
 では、行ってきます!!

「無名山塾・遠足倶楽部」の新春懇親会

2004-02-04

主宰・岩崎元郎さんからのご挨拶     04.2.3の画像

主宰・岩崎元郎さんからのご挨拶     04.2.3

 行って来ました、東京は池袋。3日夕方からの「無名山塾・遠足倶楽部」の新春懇親会に。
 この会は懇親と情報交換の場として毎年開かれているそうですが、岩崎元郎さんが昨年も朝日小屋においでになったご縁もあって、私は今回初めて参加させて頂きました。
 無名山塾・遠足倶楽部会員や講師の皆さんをはじめ、雑誌や出版・放送などマスコミ関係の皆さん、山小屋オーナーの方々、岩崎さんの山仲間…等など、150 名程の方々が出席していらっしゃいました。救心製薬社長の堀 正典さん、故深田久弥さんのご長男の深田森太郎さん、さわがに山岳会・小野 健さん、それからみなみらんぼうさんのお顔も見えました。
 懇親会は、主宰の岩崎元郎さんのご挨拶に始まり、参加者全員の紹介、みなみらんぼうさんと深田森太郎さんの来賓挨拶、そして縞枯山荘のご主人・嶋 義明さんの乾杯と続いた後、“名刺交換”やら情報交換を交えて楽しく歓談へ。
 普段から抽選にはとことん弱い私ですが、「月おくれのお年玉抽選会」と称したイベントでは、ラサの絨毯店で岩崎さんが購入したという『チベットの壁掛け』をゲット!!…その上、壇上に登らせてもらいマイク片手にひと言ご挨拶させてもらうという“貴重なプレゼント”まで頂きました。
 雪深い富山からのあたふたとした上京となりましたが、「ぜひ一度この方に会いたい!」と思っていた方にお目にかかれたり、北アルプス以外の山域の山小屋の皆さんにお会いできたり、楽しい時間とともに、私にとってもいろいろと実り多い機会となりました。
 岩崎さんは、今年も朝日小屋においでになるそうです。やはり高山植物がとても多いのが魅力らしく、ゆっくりと楽しい山歩きができると話していらっしゃいました。今年のコースは、北又から入山して朝日岳から栂海新道を日本海へ抜けようというルート。 
 夏の朝日小屋での再会が楽しみです。

栂海新道がご縁の“ツーショット!”

2004-02-04

ご存知、みなみらんぼうさんと小野 健さんの画像

ご存知、みなみらんぼうさんと小野 健さん

 昨年8月、某山雑誌の企画で初めて朝日岳を訪れたというらんぼうさん。当日は朝日小屋でさわがに山岳会の小野 健さんと合流し、翌日一緒に栂海新道を目指されました。
 今回は、その時以来の再会となりました。

秩父の親分(!?)お二人と

2004-02-04

左・甲武信小屋のご主人、山中徳治さん 右・雲取山荘のご主人、新井新太郎さんの画像

左・甲武信小屋のご主人、山中徳治さん 右・雲取山荘のご主人、新井新太郎さん

 あまりに有名な秩父の山小屋のオーナーたちと“スリーショット”。

 雲取山荘の新井さんは、岩崎さんの言葉をお借りすれば「奥秩父の大親分」だとか。チャンスがあれば、私も3月頃に雲取山へ行きたいナと思っているので、しっかりご挨拶。とても懐の深そうな面倒見の良さそうな雰囲気の方です。白馬岳から以南は登っているので、できたら今シーズンにも朝日岳を目指したいと話していらっしゃいました。
 
 秩父の山には全く縁のない私。「甲武信小屋」という名前はどの雑誌を開いても載っているのですぐに分かったのですが、実は「こぶしごや」と読むのだとは今まで知りませんでした。岩崎さんが“徳ちゃん”と親しみを込めて呼ぶこのオーナーは、豪快な雰囲気の中にもなんとも優しい感じの漂うステキな方でした。ぜひいつか機会を作って、訪れてみたい小屋ですね。