行方不明の、下山 隆(ニザヤマ タカシ)君を捜しています!!!
2013-05-07
数か月ぶりの日記になりました。
それが、こんな記事になろうとは思ってもいませんでした。
先月16日(火)に栂池ロープウエイ最終駅を出発し、天狗原・白馬乗鞍岳を越え、雪倉岳・朝日岳・蓮華温泉方面に出掛けたまま行方不明になっている、単独行の登山者がいます。
神奈川県横浜市在住の男性(52歳)は、下山 隆君。
実は彼は、富山県朝日町出身で、高校時代に朝日小屋でアルバイトをしていました。
亡父・下澤三郎が管理人をしていた、昭和50年代のことです。
今回、1週間という長い休暇が取れた彼は、大好きな通い慣れた地元の山域へと向かいました。
遅くとも先月21日には帰宅する、という彼が戻って来ないのを心配した奥様が、立ち寄るはずだった蓮華温泉ロッジに電話を入れましたが、顔を見せていないということで長野県大町警察署に捜索願が出されました。
その後、長野・新潟・富山の各県警がヘリコプターからの捜索を行なってくださいましたが、今日現在未だ発見されていません。
ゴールデンウイーク中には、大勢の登山者の入山が予想されるということで、ご家族が捜索のお願いでビラを撒かれることになり、友人たちや私も栂池ロープウエイ駅へ行って来ましたが、手掛かりは得られませんでした。
装備について等、詳細については、横浜に戻られたご家族や友人たちが点検作業をしている最中なので、詳しくは分かっていませんが、単独でのスキーでの山行です。
彼は、20歳の時にネパールの5,000m峰を登り、43歳の時には8,000m峰チョー・オユーからのスキー滑降も成功させています。
武術の全国大会で優勝したり、トライアスロンの大会に出場したり、常日頃から身体を鍛えていた彼です。
上の写真は、下山君が昨年10月に黒部下の廊下へ、小学3年生の次男を連れて行った時のものです。
阿曾原温泉小屋に泊まったそうですが、小さい子ども連れだったので、オーナーの佐々木 泉さんが覚えておられました。
秋の忙しい時だったけれど、下山君から声を掛けて来てくれて、「泊高校出身です」と地元の高校で山岳部だったことを話してくれたそうです。
小さい息子さんが、頑張って歩いて来たのでご褒美にプリンをあげたとかで、よく覚えているとのことです。
そんな彼が、地元の山で行方不明になるなんて、信じられない思いです。
何としてでも、連れて帰りたい一心です。
どうか、白馬岳・雪倉岳・朝日岳・蓮華温泉方面で、何か情報がありましたら、朝日小屋連絡所までご一報頂けないでしょうか。
よろしくお願いいたします。
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