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お久しぶり!!
2003-04-21
チューリップテレビのお二人、久々の登場です!
アースデイとやま2003 の会場にて 03.4.19
アースデイの会場で、偶然チューリップテレビの西山ディレクターと三国谷カメラマンのお二人にお会いしました。NPOの取材に来られたとか。
西山さんにはひと月前にもお会いしましたが、三国谷さんには昨年の取材以来(?)。
私の笑い顔も泣き顔も、そして怒った顔も知っているお二人。いろいろあって「ちょっと・沈んでいた」私は、久々の再会にお二人から何だかとても元気と勇気をもらいました。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2003/04/d20030421b.html
志水哲也写真展『黒部』
2003-04-21
「北又谷・ケルン滝」の前で 03.4.21
今日は、長野県大町市の市立大町山岳博物館で19日から開かれている志水哲也さんの写真展を見に行って来ました。(5月30日・金まで開催)
開催日から今日までの3日間は、作者の志水さんご本人が滞在していらっしゃるということで、案内も頂いていました。
昨年8月に朝日小屋においでになって以来久し振りにお会いしましたが、「こういう風に写真展をやると、元気になれるんです」と話してくださいました。
昨年も、東京と富山の2会場で「黒部」の写真展を開催されましたが、その時はちょうど小屋のシーズン中でしたので残念ながら拝見することができませんでしたので、今日は楽しみにしていました。
会場に飾られた写真には、何年にも亘って初冬や厳冬期などの厳しい黒部の姿を見続けた志水さんの、彼らしい感性や山に対する想いが込められていて、作品の前では吸い込まれるように立ち尽くしてしまいました。
北又谷のケルン滝の写真も、何度見ても素晴らしい迫力で迫ってきて、観る者を惹きつけます。
岳都・大町での開催です。山岳博物館の見学と合わせて、ぜひ足を運んでみられては如何でしょうか。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2003/04/d20030421c.html
今、松本…
2003-04-21
写真展入り口の案内板 大町山岳博物館
実は…今、松本です。
二女・はるかのアパートから、娘のパソコンを使ってこの「日記」を書いています。
家を出る時から、松本から日記をUPしようと思って、そのような準備(パソコンの)をしてきました。多分自分のパソコン以外から日記を書くのは初めてなので、なかなか慣れなくて時間もかかりましたが、どうにか完了…!
しばらく日記をお休みしてしまい、スミマセン…。いろいろあって、なかなか書けませんでした。
そして明日は、徳本峠小屋へ行って来ます。昨秋に初めて訪れた徳本峠ですが、その時は森下さんがしっかりガイドしてくださいましたが、今回は一人です。
朝早く沢渡まで自家用車で行き、そこからバスに乗り換えて上高地まで。管理人の今川さんが「トレースはしっかり付けてあるヨ!安心していらっしゃい!!」とおっしゃっていましたし、お天気も良さそうなので、頑張ります。
しかしそうは言っても、春山はいつも要注意。緊張感もあります。油断は禁物ですね。
…というわけで、またまた数日日記はお休みします。帰ってからの報告をお楽しみに!!
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2003/04/d20030421d.html
快晴の中、徳本峠へ!
2003-04-24
梓川から眺める、残雪の穂高連峰 03.4.22
行って来ました、徳本峠小屋!!
ようやく“冬眠”状態から抜け出し、13日には大地山へ行ってきた私(しかし、途中撤退)。今回は22日から2泊3日の日程で、上高地から明神を抜けて徳本峠まで「単独」での山行でした。
いつか機会があれば、残雪の4月に2,000mの山へも登りたいとは思っていましたが、私の実力からして行ける山は限られます。また、平日に何泊も付き合ってくれる同行者もアテには出来ません。単独でも、実力に合わせて何処かへ行きたい…。
そんな時、3月初めの山小屋協会総会の時に小屋の管理人の今川さんから、4月16日に小屋開けすることを聞いていました。徳本峠なら、昨秋に写真家の森下さんと登っているのでトレースがあれば行けないだろうか…そう考えて計画しました。
21日は午後から自宅を出発し、途中大町へ立ち寄り志水哲也さんの写真展を見てから、松本の二女・はるかのアパートで1泊。
入山の22日は、朝から快晴!
梓川は山々からの雪融け水を集めて、清々と流れていました。上高地からはその梓川沿いに芽吹き始めたばかりのカラマツやケショウヤナギの林を抜け、明神館横を通って、徳本峠へと進みます。春山の本格的シーズンは今月末の連休からですから、行き交う登山者にも遭いません。
しばらくは除雪された林道沿いに進みますが、それもすぐに雪に覆われた登山道へと変わりました。しかし途中から、トレースの跡は沢を直登するように続いています。快晴のお陰で周りの状況が容易に判断できましたので、夏道が全く出ていない残雪の中でも、他の沢へ迷い込むことなど無く歩くことが出来ました。
しかし、かなりの急登、斜度のキツイ登りが延々と続きます。シーズンが始まったばかり、お土産も入っている私のザックはそれなりに重たく、いつもの“カメさん歩き”は、周りの景色を眺めつつ立ち止まりながらの“カタツムリ歩き”へ…(笑)。
見上げるとまだまだ続く斜面を、独りハァハァ言いながら歩いていました。そこへ、「お〜い!」と呼ぶ今川さんの声。こういう時は、本当に嬉しいものですネ!(笑)
「此処は、余り長居しない方がいい。横の小さな沢から雪崩が来ると大変だから。ゆっくりでも休まないで歩こう!」と言われ、結局荷物を担いでもらって、ようやく小屋まで辿り着きました。
上高地〜明神館まで約1時間。明神館〜徳本峠小屋まで約3時間。お天気が良かったので、かなりデジカメでの撮影に時間を要しましたが、相変わらず登りの弱い私は、コースタイムを少しオーバーして約4時間余りの行動。でも、とっても爽やかな汗が落ち、吹く風が頬にヒンヤリとした気持ちの良い登りになりました。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2003/04/d20030424a.html
雪に埋もれた、徳本峠小屋
2003-04-24
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2003/04/d20030424b.html
雨の中で沈殿、そして雨の中の下山
2003-04-24
穂高連峰、明神岳の岩峰 03.4.22
徳本峠小屋は25日にヘリコプターでの荷揚げを予定しているので、管理人の今川さんは私が上って来た翌日の23日にその荷物を集める為下山。そしてその23日は、朝からドシャ降りの雨。。。
アルバイトの小野田君とマノさんは、今川さんが居なくてもそれぞれの持ち場で黙々と仕事をしています。自分の小屋でないので余り手出しも出来ない私は、ランプのホヤを洗ったりしてウロウロ(微笑)。
結局何となくモタモタしたような、“マッタリ”した一日が過ぎて行きました。なんだか、雨の中「沈殿する」お客さんになったようなゆっくりした雰囲気を味わうことが出来ました(再び、微笑)。
そして今日24日は、雨の中の下山。小屋を出るまでは「イヤだなぁ、雨止まないかなぁ」と思っていましたが、雨具を着て雨の中を歩き始めてしまうと、元々雨の中の行動もキライなわけじゃないので、ダッダッダッと沢を下ってしまいました。明神館まで約1時間。登りはあんなに苦労したのに、下りてしまうのが勿体ないくらい(笑)。
快晴の入山日にはあんなに澄んだ雪融け水を集めていた梓川は、今日は濁流となって凄まじい勢いで、猛り狂うようにその姿を変えていました。…それもまた自然、ですね。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2003/04/d20030424c.html
不思議に思うこと…
2003-04-25
春陽の下、カラマツの林を抜けて 上高地にて 03.4.22
『下界で生活していたら』。。。
それ程“キレイ好き”でなくても、毎日お風呂に入りたい。髪も毎日洗いたい。
洗顔はもちろん、食後の歯磨きは欠かせない。歯磨き粉をつけて一生懸命ブラッシング。だって、口の中が気持ち悪いし虫歯はイヤだから。
服や下着は、毎日着替えて当たり前。汗臭いのなんて、サイテイョ!(笑)
雨の中、濡れて歩くなんて考えられない。ちょっと家の前まで行くにも、傘が要ります。
家の中で、すきま風?…とんでもない!…少しでも戸が開いていたら「ちゃんと閉めてょ!」と娘に命令する(笑)。
戸や畳の隙間に“目張り”をするなんて、現代社会では考えられない!?
誰が使ったか判らない布団で寝るなんて(笑)、トンデモナイ話です。絶対にイヤ!
そんなことの全てが、『山』ではどうでもいいことに思えるから、本当に不思議。。。
そんな不思議な気分に浸りたくて、そんなどうでもいいことから抜け出したくて、山を歩いて、山と話してみるのも良いのかもしれません。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2003/04/d20030425a.html
カモシカが出迎えてくれた、徳本峠
2003-04-25
じっと見つめる、カモシカ 私を歓迎してくれた!? 03.4.22
最高のお天気に恵まれ、気分良く登り始めた上高地・徳本峠への道で、ばったりカモシカに出遭いました。
最初は座っていたのですが、近付いていくとゆっくり立ち上がりました。「迎えてくれたの?」と話し掛けましたが、ただじーっと私を見続けています。
「襲われることはないだろうけど、それにしてもこんな近くで…」と思いつつ、休まずに歩いていくとホンの1メートル位の至近距離まで近付きました。
余り近付き過ぎて驚かせては、デジカメ写真にちゃんと収まるか心配でしたが、さり気なく撮ってみました。
もちろんカモシカには何度も遭っていますが、さすがにこんな近くは初めてです。
やっぱり私を歓迎して、待っていてくれたのでしょうか!?
それとも頼りなさそうに一人で歩いていたので、心配してくれたのでしょうか!?…(微笑)
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2003/04/d20030425b.html