インターネットの情報
2006-09-29
この頃は、インターネットを利用・活用される皆さんが大幅に増えていると思います。
私自身も、こうやってインターネットで様々な情報を発信している一人であるわけです。
登山に関する諸々の情報も、インターネットを使って調べる方が大勢いらっしゃることでしょう。
しかし…
インターネットの情報、特に個人で開設しておられるホームページなどを時々見ると、結構「あいまいな情報」が流れている場合もあるのではないでしょうか。
個人のホームページなどの場合、「何処の山へ行って来た」から始まって、コースタイムなどをかなり克明に書いていらっしゃる場合が見られますが、それを参考になさる場合、あくまで「個人的な情報」という部分を、ある程度考慮して参考にされるほうがよろしいかと思います。
私は、朝日小屋のホームページを開設していますが、それには絶えず「責任」が付いてまわります。滅多に間違った情報は流せないわけです。
しかし、個々人でホームページに書き込む時、どこまでの責任が追及されるでしょうか。余程、他人を誹謗中傷しなければ、書くことの自由は保障されているでしょう。
ある意味、情報を流す側も、それを受け取る側も、「自分の好きなように」「自分の都合の良いように」情報を発信したり、あるいはチョイスしたりすることも可能なわけです。
「雪倉岳避難小屋を、快適に利用しました」(緊急避難ではなく、初めから宿泊施設としている場合)とか、
「黒岩平は、テント泊に最高でした」(指定地外と承知の上での、計画的テン泊)とか、
「予約なしで行ったら、管理人に怒られました」とか(苦笑)、
今、朝日小屋管理人として頭を痛めているのが、雪倉岳避難小屋の「施設の、本来の姿ではない利用」についてや、栂海新道の指定地外キャンプの問題ですが、こういうことについても、堂々と、あるいは当たり前のように、さらには“自慢げに”書いている登山者が見受けられるようです。
インターネットからの情報収集は、それ程手間も掛からず、手軽な手段かもしれません。
しかし、正確で的確な情報を受け取る手段として、インターネットだけでなく、ぜひぜひ小屋に電話をして、直接管理人の声も聞いてみて下さい。
朝日小屋からのお願いです。
お電話、お待ちしています(微笑)。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2006/09/d20060929b.html