またひとつ、亡父が大好きだった地へ
2006-11-01
亡くなった父は、本当に山が好きでしたし、また北又周辺の沢へも何度も通っていました。「魚止滝」や「長瀞」は、大好きな場所でした。
特に秋になると、仲間と一緒に、またアルバイトの若い衆を誘っては、よくきのこ採りに沢へも入っていたようです。
私は、亡父と一緒に北又周辺の沢は歩いたことはありませんでしたが、いつかは「魚止滝」や「長瀞」へも行ってみたいと思っていました。
残念ながら「魚止滝」は、平成7年の大水害の際に、それまで7〜8mはあったと言われる滝の高さが僅か30cm程にまでなってしまい、多くの山ヤ・沢ヤが嘆いたと聞いていました。
あれから10年の年月を経て、現在「魚止滝」は落差2m程にまで“復活”し、『魚止め』の名前の由来を辛うじて思わせるような姿を呈するほどになっていました。
今回亡父が大好きだった地を訪れることができ、その滝の奥深く北又谷へと想いを馳せる時、周囲の巨岩の自然の造形の美しさ、どこまでも澄んだ水、周りの樹々の色付く様とともに、「魚止滝」は私にとっても忘れられない大好きな場所となりました。
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