ダウラギリの山本君へ…
2010-10-02
ネパール・ヒマラヤ山脈にある世界第7位の高峰ダウラギリ1峰(8,167m)で、先月28日雪崩が発生し、日本人登山家3名が巻き込まれ行方不明となっています。
その中の1人は、富山県朝日町在住の山本季生(やまもととしお)君。
彼とは、黒部峡谷にある阿曽原温泉小屋の佐々木泉さんを通じて知り合いましたが、現在は朝日小屋連絡所から徒歩5分程のご近所に住んでいて、親しくお付き合いをする間柄です。
2007年には、「栂海新道」の登山道整備の仕事に来てくれて、朝日小屋に何日も滞在しました。
また昨年からは、朝日小屋の小屋開けにも参加して手伝ってくれています。
山本君の奥さん・さとみさんは、昨年朝日小屋にもアルバイトに来てくれていた“すずちゃん”(山仲間での通り名)。
29日“すずちゃん”からの連絡で事故の報を知ってから、朝日小屋では、ずっと山本君の無事を祈っています。
山本君の安否を気遣い、また“すずちゃん”のことを心配して下さる皆さん、そして私のことまでどうしているかと思って下さる方々、本当にいろいろ有難うございます。
現在も、奥さんのさとみさん=“すずちゃん”とは、連絡を取り合っております。
彼女は、山本君のことを思いつつ、気丈に頑張っています。
遠く離れたネパールの高峰での事故ですので、何ひとつお手伝いも出来ないのが歯がゆいばかりですが、また何か皆様のお力をお借りしなければいけない時には、どうぞよろしくお願い致します。
朝日小屋から、山本季生君へ
山本君、また来年も小屋開けを手伝いに来て下さいよ。
頼りにしていますから。
待っていますから、ね。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2010/10/d20101002a.html