写真家の森下 恭さんとお会いしました
2001-03-21
さて写真といえば、朝日岳は高山植物の宝庫ですから沢山の写真家の方がお見えになられますが、昨日はその中のお一人、森下恭さんとお会いしました。宇奈月の友学館で写真展をと考えていらっしゃる森下さんが打合せにおいでになったので、同席させていただきました。
実は森下さん、いつからだったかご本人も忘れる位随分長い間朝日岳から遠ざかっておられましたが、前管理人の下澤三郎が亡くなった事を伝え聞いて「不義理をしていました」と連絡して来られ、昨年の小屋閉いにひょっこり顔を見せられたんです。また先日の「偲ぶ会」にも出席くださいました。
活動としては、昨夏に約19年ぶりとなる写真展を東京で開催されたそうですが、その時のテーマが「源流−黒部にて−」。写真展に飾った写真を見せていただきましたが、"水"をモチーフにしていろいろな想いを込めて撮った写真がとてもステキでした。
写真ももちろん感性の世界ですから人それぞれの見方があるのでしょうが、奥黒部といわれる薬師岳や黒部源流を撮ったそれらの写真は、「いつか行ってみたいな」という憧れを誘う以上に、ふっと自分が今そこで同じ瞬間を過ごしているような雰囲気を抱かせるようなそんな存在感で迫ってきました。
無口な…というのは私の思い込みで、いろいろ聞くと気さくにおしゃべりしてくださいました(笑)
朝日岳を撮った写真は次回に見せていただく事になりましたが、「やっと、朝日岳を捉えられる時がきたのかもしれません」とはご本人の弁です。今シーズンからは時々朝日岳周辺で森下さんの姿を見掛けることがあるかも。
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