足慣らしに「南保富士」へ登って来ました
2001-05-11
毎日〈山関係〉の「雑用の山また山」を登る日々が続いていましたが、これは少し小屋開けに向けて何とかしなくては…と思い、今日はDさんご夫妻と「南保富士」へ登って来ました。「南保富士」は標高727.1mの里山、でも地形図を見てもその名前はありません。二王山の北西にある三角点の山ですが、朝日町にあるまことにマイナーな富士山なのです。
大したトレーニング無しにいきなり毎年6月の「朝日岳登山会」に参加する私でしたが、これからは少し心を入れ替えて(!)低山からの足慣らしも必要と痛感している"新米管理人"。しかし恥ずかしい話ですが地元の山には今まであまり行く機会がなく、「南保富士」も初めて登りましたが、私の知り合いの皆さんは山開きに登る為のトレーニング等にもよく登っていらっしゃるようです。
南保の登り口から約1時間足らず、シーズン初めにはもって来いの山でしたし、可憐な花たちが咲き疲れ知らずに頂上まで登る事ができました。チゴユリ、イカリソウ、イワウチワ、タムシバ、ミツバツツジ、ヤブツバキ、何種類ものスミレ、ササユリ(まだ蕾でした)etc…、新緑がそろそろ濃くなりかけて目にも鮮やかでした。
標高が低い割には頂上からの眺めは素晴らしく、眼下に広がる黒部川扇状地は見事でした。残念ながら朝日岳はちょうど二王山がすっぽり邪魔をして見えないのですが、僧ヶ岳を始めとした近隣の山々は所々雪を残し間近にありました。
それなりに心地よい汗をかいたので、頂上でのビールがなんとも美味しかった!!(…実はホンのひと口のビールで真っ赤になる私、それ以上飲むと「南保富士」でビバークしなくてはいけませんから、本当にひと口だけ…)
わずか半日の里山歩きでしたが、心地よい山の風に吹かれて木々の中を歩いて、「さぁ、また明日から頑張ろう」とエネルギーを蓄えることのできた時間でした。
追伸;実は13日に大蓮華山保勝会主催の「登山研修会」が越道峠付近で行われます(雪上訓練あり)。新米管理人も参加する予定で、いきなりはキツイので今日はちょうどよいトレーニングでした。その様子もまたお知らせします。
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