一週間ぶり…
2002-08-03
平均年齢10代のアルバイトのみんな 02.7.28
週末従業員の美枝ママと由起子さん、
そして、“週末従業員・見習い中?”のひろみさんも交えて
“毎日書いて皆さんに読んでもらう”のが信条の「ゆかりの管理人日記」。。。
なるべく時間を工夫して、リアルタイムで朝日岳と朝日小屋の情報を載せていきたいと思っているのですが…、さすがにこの一週間は、凄まじい勢いで流れていく『時間との戦い』の連続で、この日記もお休みさせて戴きました。
しかし、楽しみに待っていてくださる方がいらっしゃるようで、「ゆかりさん、プレッシャーをかけるわけではないのですが、そろそろ日記を…」というようなお電話も頂いて、やっぱりそれはプレッシャー(笑)。
27日は、今シーズン最高の人出で大賑わいだった朝日小屋。今までの「朝日小屋記録」を塗り替えたのではないか、と思われるような大勢のお客様がおいでくださいました。心配された大きな事故や遭難騒ぎもなく、朝日小屋をこよなく愛してくれる“週末従業員”の皆さんや、何よりアルバイトのみんなの頑張りで、夜も10時には長かった一日の仕事を終えることができました。
ホッとする間もなく、お天気に恵まれた28・29日も100名を越えるお客様がいらっしゃいました。そして30日、地元の朝日中学校・2年生の「朝日岳登山」が実施されました。中学生と引率者合わせて約160名が北又から入山、その日は一般のお客様を含めて220名ほどが朝日小屋にお泊りになりました。
ハッと気付いたらもう8月、山小屋の繁忙期ももう半分過ぎてしまいました。
今年は忙しいピークがいくつかあり、また前半から事故等が連続して、哲也をはじめアルバイトのみんなもそれはそれは大変だと思います。アルバイト部屋をお客様に明け渡し、荷物を持ったまま行先の定まらない(つまり、寝る場所のない)「放浪の旅」も続いています。(そんな日は、大体シュラフか毛布だけで食堂で寝る事になります)
小屋が混雑していると、お客様にはもちろんいろいろご迷惑をお掛けすることになり、「ゆっくりした朝日小屋」を期待して来てくださった皆さんには申し訳ない気持ちで一杯なのですが、一方アルバイトのみんなにも朝は3時前から夜は10時過ぎまで働いてもらう日々が続き、管理人の私としては胸の痛む日々が多いのですが、それでもつい先日など「もう少し頑張って。よろしく頼みます」と言いましたら、哲也から「一本締め」の掛け声がかかり、全員が気合を入れてくれました。本当に涙が出るほど嬉しかった…。
今週末を乗り切れば、後はまた静かな朝日小屋が戻ってくると思います。
ちょっと小屋を出て、ぐるりとその辺を散歩するなどという事もままならず、そんなこんなしているうちに少し小屋の周りの様子も変わって来ました。8月の声を聞いたと思ったら、マツムシソウやカライトソウ、シモツケソウ、タテヤマウツボグサなどがたくさん咲いて来ました。猛暑の続いている下界と比べて、山の夏は短く秋もすぐそこまで来ているのかしら?。。。
頑張って日記も書こうと思っています。更新していない日記を、それでも毎日毎日開いて見てくださっている皆さん、本当にごめんなさい。一週間ぶりに書いた日記、取りとめもなく綴りましたが、また頑張りますのでよろしくお願いします。では。
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