北アルプス 朝日小屋

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「性格」

2003-05-28

シラネアオイ   白鳥山シキワリの水場付近にて    03.5.25

 シラネアオイ   白鳥山シキワリの水場付近にて    03.5.25

 人間の性格なんて、何かひと言やふた言で表し切れるものではないし、あんな顔やこんな顔、あんな性格もこんな性格も、ひとりの人格の中にいろいろあって当たり前なんだと思います。
 それでも、様々な場面の中で自分の「性格」と真正面から向き合わなければいけない時があって、いくつになっても自分の性格と格闘する(?)−うまく付き合えない−場合もありますよね。
 最近すごく悩んだことがあって(私でも悩むんです・笑)、そんな話をある人としていたら「ゆかりさんは、何でも物事を真正面に置いて捉えようとし過ぎる傾向にあるんじゃないですか。もう少し視点を変えて、あるいは一歩下がってみるとイイですよ」
 別の人は「あんたは、小細工のきかない、不器用な、一直線な人やね!」
 『一直線』…そうなんですよぉ(思いっきり、苦笑)。
 (うまく言えないけれど)私の中では、物事を真正面に据えない、真正面から取り組まない、ということは=「逃げる」ことを意味するわけで、それは私の中では許せないことなんです。そんな性格のため故に、泣いたり笑ったり怒ったり…。
 『前に向かって』進むことが好きな私は、「一生懸命」が身上でそれで自らの道を開いてきたと思っています。
 でも、どうしてもそれでは辛かったり苦しかったり、自分自身が耐えられそうになかったりする場面も出てくる場合がありますよね。
 そんな時、チョッと見方を変えてみる、一服してみる、“物事”をとりあえず少し横に置いて眺めてみる、一歩下がって観察してみる、時間や空間をうまく利用したり、etc…そんなことも必要なのかな、と最近は思っています。ただし、なかなかすぐにうまくはいきませんけど。
 そういえば、花の写真を撮る時だって、近付き過ぎてピンぼけばかりだったのが、少し後ろに下がってみたら綺麗にピントが合ったじゃありませんか。今まで撮れないと嘆いていたのがウソのように、はっきり写った写真もあるから不思議ですよね。
 ただし、私はやっぱり自分のこの『一直線』の性格をそれなりに気に入っています(微笑)。キライじゃありませんから。
 ガンバロウッと…。