季節
2004-11-02
今日、山を下りて来てから初めて本屋へ行った。
来年のカレンダーが、所狭しと並べられていて、かなり戸惑った。
山を下りて来てから20日、初めてお菓子屋さんに立ち寄った。
クリスマスケーキの見本と予約のポスターが貼られていた。
そういえば、年賀状の発売ももう始まっているらしい。
「浦島太郎」の身としては、何だか少し気ぜわしい…。
山の上にずっといると、周りの景色で季節の移り変わりを感じることはあっても、何か“物事”があって「今日から」という節目を実感することは無い。
ずっと小屋にだけ居ると、夏休みの始まりもなければ、贅沢なのだろうが「夏は暑い」という感覚もなくなってくる。
お盆も、お墓参りもない。
夏休みの終わりで、子ども達が宿題に追われる姿を目にすることもない。
そして秋。
山では、その秋も短くて、時には秋と冬が交互にごちゃ混ぜに感じられることも。
今年の11月は大きな行事が続いて何だか忙しく、どうやら山へは行けないかもしれない。
ずっと下界にいた時には少々鬱陶しかった節目節目の行事は、本当は大切なものなのだろう。
きっと、あっという間に“師走”。
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