あぁ。。。この子にして、この親(!?)
2005-03-21
私の実母は昭和5年生まれの、74歳。元気。
人並みに苦労を重ねたと思う。
2000年に夫に先立たれてからは、未だひとり身の末娘と二人で暮らしている。
今日も所用があって、朝早くから出掛けた私。
出先では携帯電話もマナーモードにしていた。何件か電話が入ったが、あいにく建物の中は上手く電波が届かず、帰宅も遅かったことから、ほぼ一日連絡が取れない状態となっていた。
午後3時前、実家の母親から着信あり。留守電が入ったので聞いてみると、「折り返し掛け直してくれ」とのこと。声の様子からは緊急性もなさそうなので、いつものことと、帰宅後に連絡を入れることにする。
夜10時直前、やっと帰宅。少々疲れた。
こちらも留守電にしていた家の電話を聞きなおすと、やっぱり母親からも入っていた。
遅い時間だったけど、実家に連絡をする。ちょうど午後10時。
誰も、出ない。5分後に再び掛けてみるけど、呼び出し音が続くだけ。
おかしいなぁ。。。
多分未だ仕事先から帰っていないと思われる実妹の携帯に電話。
「ねぇ、家に電話するけど誰も出ないんだけど、お母さん今頃の時間に犬の散歩に出たりする?」
「ううん、ないと思うよ」
30分間、電話を掛け続けるも応答ナシ。
「やっぱり、ちょっと行ってみるわ!」妹に伝える。
もしも万が一、何かあった時のことを考えて、財布も持ってトレパンを着替えて、家を飛び出す。
実家まで車で約8分ほど。
胸騒ぎがする。。。
留守電に入っていた声は、決して具合が悪そうではなかったのに。。。
もしかしたら、親戚の誰かが都合悪くなったのかしら。。。
やっぱり、昼間の電話に出ておけばよかった。。。
夜の街中を飛ばして実家近くまで来ると、家の中に灯りが見える。「夕方までは大丈夫だったんだ」
家に着く。玄関の鍵は開いたまま。
家の中に飛び込む!!
母は、横になっていた。
「お母さん!!」「大丈夫!?」…悲鳴にも似た私の声。
「ふがぁ。。。んんン。。。は??」
「大丈夫!?」
「あぁ、眠たかったぁ。朝早かったから」
……。
「何回も電話鳴らしたのに!」
「全然分からんかった」…まだ寝ぼけている。
30分後、用が済んだので(!?)帰宅。深夜11時を廻っていた。
あぁ。。。
やっぱり私は、この人の子ども。
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