期待される用具を、山岳警備隊・谷口隊員が考案!
2006-11-16
以下、「背負い搬送兼ヘリコプター吊り上げ用バンド」について、地元紙北日本新聞10月26日付け朝刊の紙面から抜粋して、ご紹介致します。
『県警山岳警備隊員で入善署地域課の谷口和幸巡査長(30)が考案した「背負い搬送兼ヘリコプター吊り上げ用バンド」が、警察装備資機材開発改善コンクールで最高賞の警察庁長官賞を受けた。従来の救助用器具よりも軽量なうえ、短時間での装着が可能。一刻を争う人命救助の現場で活躍が期待される。
同バンドは、市販品の登山用カラビナ(金属製の輪)とスリング(ひも)にビニールホースを組み合わせた器具。登山者が腰にするハーネス(安全ベルト)に二本取り付けると、救助者がバンド部分を肩に掛けて背負い搬送ができるほか、カラビナをヘリコプターから下ろしたロープに接続して吊り上げ救助にも使用できる。
十分な強度を保ち、バンド二本で重さ400グラムと軽量なのも特長だ。
従来は背負い搬送、吊り上げ救助それぞれに専用の用具が必要で、装着するのに5分以上の時間がかかった。同バンドは天候回復の合間を縫うようなヘリコプター救助に威力を発揮するという。
谷口巡査長は、岩場など狭くて急峻な場所でも簡単に装着でき、救助時間の大幅な短縮につながる器具の開発を思い立った。「背負い搬送が簡単にできるので山岳救助や、火災、災害の救助活動でも活用できる」と話している。』
警備隊谷口隊員、素晴らしい器具の発明・考案、そして長官賞受賞、本当におめでとうございます!!
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