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“里の人”になって
2007-11-02
青空の広がる中、小屋閉め下山の日 07.10.10
皆様へのご報告が遅くなり、申し訳ありません。ご心配をお掛けしました。
約3週間前になる10月10日、下山して来ました。
当日は、初冬の入り口の頃とは思えない穏やかなお天気に恵まれ、青空の広がる中、少し心を残しながらの小屋閉め・下山となりました。
“里の人”となって、しばらくは諸々の疲れが出たのか、ただただ「寝るだけ」の日が数日続きましたが、今しばらくはまた雑事に追われる毎日です。
ご報告が遅くなり、またまたご心配をお掛けしていましたが、ボチボチやっていますので、ご安心くださいませ。
2007年シーズン、朝日小屋をご利用くださった登山者の皆々様、本当に有難うございました。また次にお会いできる日を楽しみにしております。
山行を計画されながら、諸事情により朝日岳登山をキャンセルされた方、また来シーズンにぜひお会いしましょう。お待ちしております。
関係省庁はじめ、山岳警備隊や遭対協、また大蓮華山保勝会の皆様、本当に有難うございました。
そしてシーズンを通して朝日小屋や私を支えてくれた『ゆかりの応援団』やアルバイトの皆さん、本当に有難うございました。感謝しています。
2008年シーズンも、今シーズン以上に皆々様に可愛がって頂ける朝日小屋を目指して、頑張るつもりでおりますので、どうぞよろしくお願い致します。
私のオフシーズンは、次のシーズンに向けてのリフレッシュの大切な時間です。
山へ行ったり、ゆっくりしたり、勉強したり、…の毎日。
ここしばらくはドタバタの日々が続いて書けませんでしたが、決して日記も忘れてはいません。また書いていきます。
来シーズンも、朝日岳・朝日小屋をどうぞよろしくお願い致します。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2007/11/d20071102a.html
長女の結婚式
2007-11-02
花嫁と、花嫁の母 07.10.20
長女・沙知代の結婚式が、10月20日にありました。母(私デス!)の下山を待って、ということで日程を調整してくれていたのです。
あれ?とお思いの方もいらっしゃるでしょう。
そうなんです、順序が後先になった「子連れ」での結婚式でした。(苦笑・微笑)
孫・謙信も一緒に並んでの、可愛い結婚式。
小さい頃から「“お嫁さん”になりたかった!」の夢を叶えて、大勢のお友だちに囲まれての和やかな式になりました。
(…そんなこともあって、実は、母は忙しかったのデス・微笑)
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2007/11/d20071102b.html
朝日岳方面遭対協、秋季訓練
2007-11-02
北又堰堤から 07.10.28
朝日岳方面遭対協の秋季訓練が、10月27日・28日の日程で行なわれ、私は2日目の訓練のみ参加して来ました。
1日目は、小川支流の打谷にて登攀訓練。雨の中一気に水嵩が増す中での、ちょっと激しい訓練となったようです。
1日目の夜は、場所を北又小屋に移動して宿泊。
2日目は、前日とうって変わって青空が広がる好天となりました。
2日目は、北又周辺の地形把握が目的で、北又小屋から黒薙温泉までを遡行するという行程でした。
デジカメは持って行ったのですが、SDカードを入れ忘れてしまい、内蔵メモリで撮れたのが数枚だけ。 北又堰堤からは、北又谷と柳又谷の出会いの紅葉が見事でした。残念ながらその写真だけしかありませんが、ご了承ください。
(…小屋閉め下山してからも、実はナンダカンダと忙しかった!)
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2007/11/d20071102c.html
50回目の誕生日、新たな気持ちで
2007-11-14
5本のローソクを立てたケーキ、ワインで乾杯!(Sさんからプレゼント)
今日は、誕生日です。
珍しくもないけれど、でも人生きっと“節目”となる50回目(苦笑・微笑)。
いろいろと心に期することのある、自身の想い出に残る誕生日になりました。
娘たちをはじめ、皆さんから祝福のメールやらバースデイカードなども頂き、本当に嬉しかった…。
娘たちからのメールには、異口同音に「50歳になったんだから、くれぐれも身体に気をつけて!」との言葉。(40代では、大きな手術を3回も)
そう、これからは少し身体のコトも労わりながら、とにかく心身とも元気で頑張らなくては。
嬉しいことも楽しいことも、そして諸々、『人生いろいろ』のあった「40代」を抜けて、でもまだまだ“守り”に入る気は毛頭無く、『攻めの、50代』を私らしく精一杯生きていきたいと思っています。
夜には、わざわざケーキとワインを届けて下さった方もいらっしゃって、ゆっくりとした時間の中で、新しい人生の旅立ちに思いを巡らせた一日です。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2007/11/d20071115a.html
インターネットが使えなくて。。。
2007-11-15
朝日町民駅伝大会にて、みんなで恒例の記念写真 07.11.4
実は、11月上旬から昨日まで、諸般の事情によりインターネットが使えませんでした。(決して、料金未納の為ではありませんが・苦笑)
朝日町民駅伝大会の模様など、いろいろお伝えしなければいけない件もあったのですが、すみませんでした。
日記も書けず、メールにも返信できず。
インターネットが使えないとなると、やっぱりちょっと淋しいですね。(バンバン使えちゃうと、少し休みたくなるのですが、可笑しいものです)
誕生日に復活して、良かったです。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2007/11/d20071115b.html
「冬山警備の備え万全 上市・馬場島派出所で物資荷上げ」
2007-11-16
夕日ヶ原から眺める 07.10.10 photo by shun
今日の日記のタイトルは、北日本新聞夕刊からのものです。
剱岳方面の冬山警備に備えて今日、登山基地となる馬場島の警備派出所に越冬物資が運び込まれたそうです。
夕方、何人もの知人友人から連絡が入りました。
「ゆかりちゃん、もしかしてあの夕刊に載っていた警備隊員は…彼!?」
「テレビ見たけど、やっぱりT君だよね!?」
そうです。この10月から上市署所属となったTは、念願かなって富山県警山岳警備隊の『新人隊員』となりました。
今しばらくはまだ、この日記で発表させて頂くのは控えていたのですが、テレビや新聞で「大根を運ぶ」彼の姿が大きく映ってしまいました(苦笑・微笑)。
記事全文は載せませんが、もしよろしかったら、北日本新聞のHPを見て、彼がこれからも山岳警備隊員として頑張れますよう、応援してもらえたら幸いです。
…母のような、そんなきもち。
北日本新聞、記事のURL
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20071116/8355.html
上の写真は、10月10日の下山日の様子。
紅葉が盛りの夕日ヶ原に、後ろ髪を引かれながら下山してきた私たちです。
その朝日岳も、すでに真っ白く雪を頂いて、もう初冬の装いとなって、静かな時を刻んでいます。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2007/11/d20071116a.html
『鴨川にもサケを呼ぶ会』発足20周年記念行事に
2007-11-18
記念祝賀会で挨拶する、谷口喜博会長 07.11.17
昨日の17日、富山県魚津市の『鴨川にもサケを呼ぶ会』の、発足20周年を記念した講演会と祝賀会が魚津市で開かれ、私も出席してきました。
記念講演会では、「多摩川サケの会」元事務局長で、『鴨川…』とも親交のある東京の伊賀敷洋一・晴江さんご夫妻の、講演とトークショーがありました。
また記念祝賀会では、大勢の来賓他関係者列席の中、20年間の会の活動がスクリーンで紹介され、当時から今も続く苦労や努力が伺えました。
『鴨川にもサケを呼ぶ会』は、昭和63年魚津市に発足しました。
その当時、富山県下でも“ワースト3”に入り、“ゴミが流れる川”と言われた鴨川を、子ども達をはじめ地域住民ぐるみの清掃活動で甦らせ、サケの稚魚を放流する活動などを地道に続ける中で、「サケが遡上する川」としてきた復活させてきた活動が高く評価されています。
また現会長の谷口氏が朝日町山崎のご出身であることなどから、自然保護団体・大蓮華山保勝会とも親しく交流のある組織です。
『鴨川にもサケを呼ぶ会』他関係者の皆様方の、永年のご苦労に敬意を表しますと共に、今後益々のご活躍をお祈り申し上げます。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2007/11/d20071119a.html
伊賀敷さんご夫妻との再会
2007-11-19
記念講演会「山にロマンを求めて」の、伊賀敷洋一さん 07.11.17
伊賀敷洋一さん・晴江さんご夫妻は、平成14年に、日本海側の親不知を出発して栂海新道から朝日小屋を通り、太平洋側の静岡県沼津市までの約700キロを、58日間かけて踏破されたお二人です。
今回はその日本横断縦走の際の数々のエピソードについて、スクリーンの写真を示しながら、いろいろと話してくださいました。
私が管理人になって2年目、まだ残雪の多く残る7月中旬にお二人は朝日小屋に宿泊しておられます。
その時のことは、今でもはっきりと覚えています。
今から思えば、壮大なスケールの計画が実行されて、わずか3日目。様々な不安や葛藤もあり、さぞかし心細い思いで朝日小屋へ到着されたことでしょう。
そんな中で、新米の管理人がどのような応対をしたか。思い出しても、ちょっと気に掛かる点も多々ありまして、「今の私なら…」と考える時もあります。
伊賀敷さんご夫妻は、それから度々朝日小屋を訪れてくださっています。これからも親しくお付き合いさせて頂きたく、お二人のご活躍をお祈りしております。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2007/11/d20071119b.html