若い二人
2009-09-27
週末、若い二人が朝日小屋に来てくれました。
慎ちゃんは、元アルバイト。
急遽ボッカを頼んだら、快く引き受けてくれました。
北又から、あと少しになった『小屋閉め』までにどうしても足りなくなった卵1箱の他、諸々こまごまとした不足の食料品など、約25キロ程の荷物を担ぎ上げてくれました。
本当に助かりました。有難う。
そして、心(しん)クン。
今回は、初めての「栂海新道」。
深夜の午前1時に親不知の海岸を出発して、朝日小屋到着が正午過ぎ。
約11時間で、日本海から北アルプスの最北端・朝日岳まで駆け上がって来たというから、凄い男です。(しかも、JR親不知駅から国道8号線を、登山口まで歩いたとのこと)
夜が明けるまで真っ暗な登山道を4時間以上歩いたことを考えれば、さらりとやってのけるあたり、さすがの“実力派”ですね。
また今日の午後からの下山前、午前中に心クンが朝日小屋~雪倉岳を往復。このコースも初めてだとかで、嬉しそうに出掛けていきました。
「足が速いから、往復5時間もあれば行って帰って来られるょ。お昼ご飯までは戻れるね」と言って、彼を送り出したのが午前7時。
なんと、それから約3時間後の、午前10時過ぎには戻って来た心クン。行き帰りで、3時間10分。少々汗は掻いていたものの、息ひとつ乱れていませんでした。速い。(特に、トレラン選手ではありませんが、鍛え方が違う)
2週間前に来てくれた時の下りでは、彼らに重たい「下げボッカ」を頼んで、その上ビールまで担いでいった二人でしたが、今回の下山は「空の、ポリタンク容器」。
私の実母が毎年作って持たせてくれる『シソジュース』ですが、その空容器を荷下ろしするのをすぐに忘れてしまい溜まっていたので、今日はそれを下げてもらいました。
頼もしい若者たち。
朝日小屋にこんな子たちが集ってくれるのも、また嬉しいものです。
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