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あっという間に、2月が終わり…
2009-03-06
お雛様 松本のホテルロビーにて 09.3.3
2月中旬に二人目の孫が生まれて、少々モタモタしていました。
長女夫婦が、孫の謙信と生まれたばかりの男子を連れて、わずか4日程でしたが、私の所に来ていました。
生後数日の赤ん坊は、もちろん昼も夜中もおっぱいを欲しがります。「ふんギャー、ふんギャー」と大きな声で泣く赤子につられて、2歳ちょっとの謙信も「えーん、えーん」と泣き出す始末。
真夜中には私も起き出して、娘のお手伝い。赤ん坊の紙オムツを替えたり、赤ん坊を抱いて眠ったり。
「母親」らしく、「ば〜」らしく過ごすことの出来た数日間でした。すやすやと眠る赤ん坊を眺めるのは、それはそれは「ば〜」としても幸せな時間でした。
…しかし、たいしたこともしていないのに、ナンダカンダと追われてしまい、あっという間に2月は過ぎていきました。
お蔭様で、その後スピードを上げて頑張った「確定申告」の書類提出は、何とか2月末日に終えることが出来、ホッとしています。
2月中旬以降、イベントやら会合やら、私的な集まりやら…と、相変わらず『オフ』の合間の行事が続く今日この頃です。
年が明けたと思ったのも、いつのことやら。
あっという間に、一年の“12分の2”が過ぎていきました。早い早い…。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2009/03/d20090306a.html
名前は、「輝虎」
2009-03-06
気持ちよさそうに、沐浴 09.2.22
二人目の孫の名前は、「輝虎」。「てるとら」と読みます。
無類の「武将好き!」の娘婿さんが、もちろん名付けました。
景虎(かげとら)は結構有名ですが、この「輝虎(てるとら)」というのは、上杉謙信の名だそうですね。世間にはあまり広く知られていないようで、私も初めて聞く名前でした。
どんな子に育つのやら、育てるのやら…(!?)。
無邪気な赤ん坊は、ただただ可愛いです。
「ば〜」も、元気をもらっています。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2009/03/d20090306b.html
平成20年度 北アルプス山小屋協会総会
2009-03-06
総会で挨拶する、穂苅会長 松本にて 09.3.2
3月2日〜3日、長野県松本市に於いて、平成20年度の北アルプス山小屋協会総会が開かれました。
この協会は、長野県・岐阜県・富山県の三県にまたがる北アルプスの各山小屋経営者の皆さんで作られる組織です。
山域毎や県毎、あるいは各山小屋毎で、問題点や課題等など、様々な違いはあるものの、大きく「北アルプス」ということで、情報交換をし親睦を深めましょう、力を合わせてやっていきましょうというような趣旨で集まっています。
北アルプス全体が、長野県北部、長野県南部、岐阜県、立山、黒部の、計5つの組合に分かれています。
年に一度、シーズンが始まる前のこの時期に集まります。また9月初旬には、研修登山なども実施して情報交換に努めるなどの活動をしています。
今年の総会では、環境省や森林管理署など関係省庁との意見交換の他に、信州大学理学部・原山 智教授による「地質探偵と探る、北アルプスの生い立ち」という内容の講演もあり、大変有意義な時間を過ごしてきました。
この総会が終わると、涸沢や立山など一部の山小屋では、4月中旬の小屋開けに向けての準備が本格的に始まり、私たちもいよいよだなという気になってきます。
上の写真は、北アルプス山小屋友交会(長野県南部)会長で、平成20年度の山小屋協会会長でもある、槍ヶ岳山荘の穂苅康治氏。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2009/03/d20090306c.html
冬の花火
2009-03-07
ガラス越しだったので、迫力が全然伝わらないかもしれないけど 09.2.28
2月末日、宇奈月温泉で、冬の花火を見るチャンスがあった。
花火を見るなんて、本当に何年振りだろう。
山小屋の仕事をしていると、夏の花火は見ることが出来ない。
宇奈月温泉では、冬の間の週末に限り、花火大会を催しているそうだが、今までは一度も見に行くチャンスがなかった。
ちょうど、今シーズン最後の花火だったらしく、それはそれは盛大で、綺麗な大輪の花火が何連発も続いていた。
冬の花火、なんて情緒豊かだったんだろう。
とっても嬉しかった。
私のデジカメの技術では、その迫力が伝えられないのが残念。というか、「花火シーン」で撮影したのも、初めてだったので。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2009/03/d20090307a.html
立山町芦峅寺へ
2009-03-08
杉木立へと続く、芦峅雄山神社 09.3.8
今日は、妹の家で法事が営まれるということで、実母と二人で出掛けて来ました。
早いもので、立山室堂山荘の先代、故・昇さんの十三回忌。
何年振りかで顔を合わせる方たちもいらっしゃって、懐かしい限りでした。
例年なら、まだまだ雪の残る立山町芦峅寺ですが、今日は春のような陽射し。ほんの少し肌寒い気もしましたが、道路には全く雪はなく、芦峅寺の人たちの話でも、今冬は一度も屋根の雪下ろしをしなかったとか。
妹の家のすぐ近くには、立山信仰の里に建つ芦峅雄山神社。樹齢数百年といわれる杉木立の中を、母と二人、法事の前にお参りして来ました。
今年も山の仕事が、無事に始まり、無事に終わりますように…。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2009/03/d20090308a.html
「時」の不思議
2009-03-08
芦峅雄山神社にて 09.3.8
妹が嫁いで、20年以上が経つ。
妹の結婚が決まって、その年、もう秋も終わろうとしている立山室堂へ、ご挨拶がてら出掛けたことがあった。
その時の立山室堂山荘は、現在の建物ではなく、未だ古い小屋だった。今は国の重要文化財に指定されているという、「旧・室堂山荘」だ。
建物の中は暗く、太い太い柱、その柱がかなり傾いていたのを覚えている。
当時若かった私でも、『歴史が刻まれている』という雰囲気を、自然と実感させられる小屋だったのが忘れられない。
…「時間」でない、『時』。
あんなことも、こんなことも、みんな飲み込んで…、『時』。
積み重ねて、積み重なって、続く。
…「時」の不思議。
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「春山」…三題
2009-03-08
山の専門誌「岳人」 2009年4月号別冊『春山』
Sちゃんのブログを読んだら、「岳人」の別冊・春山号に、朝日小屋にもよく来てくれているN子ちゃんが出ているとのこと。
実は、先日の山小屋組合総会で当の冊子を頂いて来ていたのだが、そのことに全然気付かなかったので、慌てて取り出して見てみた。どれどれ…。
あ、ホントにN子ちゃんだ!
しかも、写真を撮っていらっしゃるのは、朝日小屋にもいらしたことのある梶山カメラマン。
京都北山の天ヶ岳を歩いた、記事。
モデルだけかと思っていたら、彼女自身が立派に文章も書いている。スゴイなぁ。
彼女はこの数年、自身も忙しい中を遠方からわざわざ、朝日小屋の山開き登山会に“エプロン部隊”としてお手伝いに来てくれている。
頑張ってるね、私も続かなくっちゃ!…そんな気持ちになった記事。
そして、同じ冊子に載っている二題目。
「穂高・涸沢カール、春雪に奮闘す!さあ、山小屋を掘り起こせ!」という特集記事。
そこに、小さくだけど、朝日小屋の番頭さん・ミゾテの写真が載っている。
昨年の5月。朝日小屋の小屋開け前の時期に、涸沢小屋の雪掘りの手伝いに行っていた彼の姿が、写っている。偶然!
そしてそして、同じ冊子の三題目は…(こじ付けかも?)。
「特集・花の山を歩こう」の中で、白鳥山が取り上げられていた。
朝日岳から日本海へと続く「栂海新道」の、北アルプスの峰に連なる最北の山、白鳥山。その白鳥山が、カタクリの花が咲き乱れる山として紹介されてる。
『春山』の号に、たまたま偶然ではあっても、朝日小屋に関係する人や山が三題も載っているのが、何だか嬉しくなって。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2009/03/d20090308c.html
年度末には、会議も続いて
2009-03-09
会議の様子 立山町民会館にて 09.3.4
1月中旬に開かれた森林管理署の会議に始まり、年度末には関係官庁によって諸々の会議が開かれます。
山域によって、シーズン始まりの時期には違いがあるのですが、富山県でいえば最も早く入山される立山・剱岳方面に合わせて、3月中にはいくつかの会議が予定されています。
上の写真は、3月4日に立山町で開かれた、環境省召集の「国立公園の施設整備に関する意見交換会」の様子。
環境省や富山県庁から担当者、そして富山県内にある山小屋のオーナーや、市や町の担当者、また各方面の関係者の皆さんが集まりました。
シーズンが始まると、全員が集まって意見の集約をするということがほぼ困難になるということがありますから、この時期の会議や意見交換は全体の意思統一という意味でもとても大切です。
多くの山小屋は、国立公園内に立地しているということですから、いろいろな制約や決め事の中で仕事(営業)をしています。
そういう意味では、登山者の皆様にはいろいろとご迷惑やら何やら、里での「ルール」とは違うことをお願いすることも時にはあるかと思いますが、事情もお察し頂ければと思います。
この日は、前日まで松本で三県の山小屋組合の総会に出掛けて来たばかりでしたので、連日の遠出でした。
この記事の URL : http://asahigoya.net/diary/2009/03/d20090309a.html