北アルプス 朝日小屋

朝日小屋 TEL 080-2962-4639(衛星電話)
北又小屋 TEL 0765-84-8809
開設期間外 朝日小屋連絡所
 〒939-0711 富山県下新川郡朝日町笹川 清水ゆかり
 TEL & FAX 0765-83-2318

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今日、小屋に戻りました!!

2009-09-02

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草紅葉(黄葉)盛んな、今日の夕日ヶ原

 今日の午前中、小屋に戻りました。

 昨晩は、夕方に北又小屋入り。
 ボッカの為に下山してきたAPコンビと一緒に、北又小屋に泊まりました。

 今日は何だか“快調!好調!”で、あれやこれやと写真を撮りながら来たのですが、それでも5時間ほどで小屋に到着。とはいっても、殆ど荷物も無いような軽い荷だったのですが。

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ガスの中、夕日ヶ原の中心部を行く

 4日ぶりの山は、草紅葉が進んでより「秋色」が深まった様子でした。

 夕日ヶ原は、キンコウカの草黄葉が鮮やか。
 この後は、イワイチョウの黄葉やチングルマの紅葉が少しずつ始まるでしょう。

 9月。どんなお天気になるでしょう。山全体の紅葉は、いつ頃が見頃になるでしょう。

 楽しみな秋のシーズン、9月の始まりです。

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北又小屋を出発するAPコンビの後姿  今日のボッカ荷物は、卵

貴重な写真…『耕平滝』

2009-09-03

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漏斗谷『耕平滝』 (双門ノ滝) 20~25m  志水哲也氏撮影  09.8.24

 8月24日、山岳ガイドであり写真家の志水哲也さんが、久しぶりに朝日小屋にいらっしゃいました。ご本人曰く、5年振りだとか。

 今回はガイド山行で、北又小屋を出発し、北又谷の支流「漏斗谷」を長栂山に向けて遡行し、朝日小屋に宿泊されました。

 下山された翌日、志水さんからメールが届きました。

 ご本人が撮影された、漏斗谷『耕平滝』の写真を添付して下さり、朝日小屋の管理人日記に掲載しても良いとのこと。

 以下、志水さんからのメールにあった、『耕平滝』に付いての説明文です。

 …北又谷の中でも最も険しい漏斗谷の、ど真ん中にかかる名瀑・耕平滝(目測落差25m)。

 戦前、黒部保勝会の山案内人・滝林耕平(宇奈月町下立)にちなんで、塚本繁松が昭和6年8月に北又谷探検の際に名付けた滝である。 (「山岳」27年1号に記録掲載) photo2009,8,24志水哲也…

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貴重な資料の写真と共に

 「双門ノ滝」とは、アルパインクラブ・ケルンの方々が、その形状から呼んだそうです。
 アルパインクラブ・ケルンの皆さんも、私が高校生の頃に活躍され、朝日岳周辺の谷々にその足跡を残しておられて、懐かしい限りです。

 志水哲也氏ご本人は、今から20年以上も前の1986年8月に、初めてこの滝に遭遇しておられますが、その時のことは著書「黒部へ(白山書房)」にも記載されています。

 北又谷漏斗谷は、多分、5年に1パーティーくらいしか入渓する者がいないのではないかというのが、志水さんの話です。

 貴重な写真を送って頂きましたので、皆様にご紹介させて頂きました。有難うございました。

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下山前、朝日小屋の前で志水哲也さん  09.8.25

今日の夕焼け

2009-09-03

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今日の夕焼け 午後6時10分頃

 毎日夕焼けが見られるわけではないけど、…夕焼けの様子は毎日違う。

 沈む太陽の紅さ、雲の様子、茜色に染まる雲の具合、空の焼け方、そして山の雰囲気…。

 久しぶりに見た、今日の夕焼け。

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ちぎれちぎれの雲が、夕刻の山の雰囲気をより幽玄にしてくれるよう

いよいよ、「お鍋」の季節!!

2009-09-04

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今日の、お客様の夕食  寒かったし、とても喜ばれました!!

 9月に入り、いよいよ初秋の雰囲気が漂う朝日岳周辺。

 今日のお客様は、お二人。測量会社の方が、仕事で入山です。

 実は先日2日には、とうとうお客様ゼロを記録してしまいました。7月15日以来でした。

 これから先の平日は、たまにこんな日があるようになります。仕方ないですね。

 でも、そんな日だからこそ、「朝日小屋は、食事良し!!」とガンバルのがこの小屋。

 平日は、ご予約以外のお客様の数が読めないこともあって、なかなか早い時間から夕食の準備に取り掛かれないという事情もありますが、夏の間の「スペシャルメニュー」に代わるお食事を、というのが朝日小屋スタッフの気持ちです。

 で、お客様の少ないこの時期の、特に平日に登場するのが、「お鍋」。

 今日のお客様は、若い方たちということもあって、お肉やらつみれやら、いろいろ入った“超豪華!”なお鍋でした。〆には、玉子入りの雑炊をどうぞ。

 なお、朝日小屋名物の“肉じゃが”はありませんが、絶対に外せない「富山名物・昆布〆のお刺身」や「銘菓・栂海新道」などは、もちろん付きます。

 …静かな、とっても静かな(!)、初秋の朝日岳。

 この時季に歩かれた方は、「本当に、来て良かった!」とおっしゃって下さいます。

 昨日のお客様は、雪倉岳から朝日岳のお花たちに、大感動!!!
 マツムシソウ、トリカブト、シモツケソウ、そしてトウヤクリンドウたちが、まるで絨毯のように咲き誇っていたと話しておられました。

 …温かいお料理を作って、おもてなしします。

 …お待ちしています。

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今日の、夕焼け  能登半島まで見えて

   

淋しくなりました。。。

2009-09-04

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初秋の朝日平、帰っていく二人の後姿   

 今日は、永生の下山日。

 6月小屋開けからずっと頑張ってくれました。本当に、有難う。

 ガリは一時休暇で、一緒に下山。
 他の山を登ったりして、連休前に戻ってくることになっています。

 6日にはPちゃんも、休暇で一時下山の予定。

 ホントに、淋しくなりました。

 残るのは…番頭さん・ミゾテと、三女のかなえ、そして私。連休前まで、しばらくこの態勢です。

 頑張らなくっちゃ!!頑張ります!!

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下山前の、記念撮影   photo by gappa

夕暮れ

2009-09-05

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今日の夕暮れ  赤く染まる山並み、朝日平から  pm6:06

 今日の日記は、ごめんなさい。

 ちょっとドタバタしているので、夕暮れの写真だけ。

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今日の夕暮れ  小屋の前  pm6:08

 9月最初の週末、朝日岳に来て下さった皆さんは、夕陽が沈む様子にしばし言葉も無く小屋の前に佇んでいらっしゃいました。

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今日の夕暮れ 朝日岳と朝日神社 pm6:08

 こんな日が続けば良いです、9月の日々。

 長い距離を歩いて来られた皆さんに、ご褒美ですね。

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今日の夕暮れ  夕陽が沈んで  pm6:44

輪が広がって

2009-09-06

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病院チームの皆さん ようこそようこそ、朝日小屋へ! photo by mizuguti

 昨日からの週末を利用して、地元の皆さんが上山して来てくれました。
 魚津市のAさんを中心とした女性ばかりのグループと、もう一組は地元朝日町の病院チームです。

 夏と秋の端境の時期、この9月初めの週末なんて、実はとっても“ねらい目”。
 山に入る人が少なくて、でもたっぷり残ったお花たちが迎えてくれる、そんな、案外“いい時”です。

 朝日町の病院チーム。
 残念ながら今回は、私の主治医のY先生は土曜日に手術の予定が入ったとかで欠席でしたが、総合病院の若き院長・H先生はじめ薬局やレントゲン科から、そしてその知り合いの皆さんが総勢9名で遊びに来てくれました。

 …山のご縁は、とても不思議。

 私が右足股関節の手術をしたのは、もう10年以上前。(40歳代には、諸々3回も手術したけど)

 その先生との出会いがご縁となって、薬局の責任者が高校の同級生だったり、レントゲン技師が高校の後輩だったりで、仲間の輪が広がりました。

 今回は、そんな彼たちが、総合病院の院長を山の上まで連れて来てくれました。というか、院長先生は、とっても元気で山も強かったし。

 不思議なもので、朝日岳に登るようになってから、一年に何回かは仲間を募って地元の山へ出掛けているとか、「A総合病院・山岳部」なるものが出来上がったりとか。

 次回はもちろん、ぜひY先生も、そして看護師さんたちも連れて来てあげてくださいね。

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恵振山7合目の下  朝の光に向かって  09.9.2

 …何がきっかけで「山の世界」へ入ってくるか、それぞれです。登山のレベルも、人それぞれ、様々です。

 でも、山良し、仲間良し、そして雰囲気良し、だったら、何はともあれ、『山』へ出掛けるのが一番じゃないでしょうか!!

 里でお酒を飲むのも楽しい時間ですが、山を歩きましょう、山で会いましょう、山で語りましょう、ぜひそんな時間を作ってください。

 朝日岳で、お会いしましょう。お待ちしています。

 

 

いろいろなお客様たち

2009-09-07

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夕方の光を浴びて、無事の到着を喜ぶ  pm5:00頃

 今日は、一般のお客様の他にいろいろな方がお見えになりました。

 工事関係では、O建設のHさんとI燃料店の社長。
 I社長は、何度かヘリコプターで上山して歩いて下山というパターンだったのですが、今日は北又からの歩き。地元の山はどうですか、登り応えがあったでしょうか。

 中俣新道からは、登山道を整備管理していらっしゃる「いりやま岳友会」の中村さんたち。刈払いをしながらの入山だったので、夕方の到着でした。大変だったと思います。有難うございます。

 そして沢から登って来られたのは、もちろん「沢屋さん」でありライター・カメラマン(?)の高桑信一さんとお仲間の皆さん。地元の自動車屋さんのNさんもご一緒でした。

 高桑さんには、2年前に取材に来られてお会いして以来かな。

 今回は、北又小屋を出発して柳又谷に入り、水谷を上がって来られました。
 高桑さんご自身、柳又谷は15年以上振りの入渓だったそうで、お天気も良く「いやぁ、相変わらずいい沢でした」と話しておられました。

 朝日岳は、いろいろな姿で『人』を迎えてくれます。それぞれどの『沢』も、かなり手強いですけど。