卒業・入学、そして社会へ巣立つ君へ…
2002-03-24
桜の便りも聞こえて来て、本当に春爛漫の今日この頃です。春といえば、卒業や入学のシーズンですネ。朝日小屋昨年のアルバイトのメンバーの中にも、この春新しい生活を始める仲間がいます。
一人は鮎美ちゃん。彼女は伝統ある地元U高校山岳部のメンバーで、我が家の三女の先輩という縁で夏の間来てくれました。いつも黙々と仕事をこなし仕事の呑みこみも早かった彼女は、休憩時間にはいつも食堂の片隅で勉強を続けていました。ふきん等の洗濯も、気が付くとサッサとやってくれて、みんなの洗濯物を黙って取り込んで畳んでくれたりしました。高校卒業後は大阪の専門学校へ進学するようですが、今年の夏もぜひ来て欲しいですネ。
グリーンパトの拓郎は、N大学の農学部4年生で、「三郎杉」の平教授のゼミの学生でした。夏のパトロールの期間中は、他の小屋アルバイトと同じように朝と夜の仕事を手伝ってくれて、本当に助かりました。2月には無事卒論も書き上げましたが、もう1年大学に残ると聞いています。今年も多分何らかの形で朝日小屋に来てくれるのではないかと、密かに願っています。
そして、てらちゃん。彼は広島県の出身ですが、東京のW大学の5年生でした。電話でアルバイトを申し込んできた時に、1年しか朝日小屋に来られないと分かっていながら、7月中旬から入山できるという理由だけで(!?)採用した彼、どんな縁があったのでしょうネ(笑)。最初からドジもあったり(失礼)、 もしかしたら途中で逃げ出すのではないかという心配もしましたが、最後は『重症の朝日小屋ショック』に…。そして泣き虫の私以上に、とっても泣き虫の彼でした。でも、てらちゃんにとって朝日小屋での毎日、朝日小屋での出逢いは、一生の宝物になったようです。明日25日が卒業式のてらちゃん、今は社会人になる期待と不安でいっぱいのようですが、朝日小屋で管理人のゆかりに「も〜、てらちゃん」と怒られた時の事を思えば、きっとどんな困難も乗り越えられるんじゃないかしら。頑張って、てらちゃん!
朝日小屋はいつでもみんなが来てくれるのを待っていますから。
おめでとう、そして頑張れ、フレッシュマン!!
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