北アルプス 朝日小屋

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行って来ました!! 「瀬戸蔵山」

2005-02-14

左に瀬戸蔵山(1,320m)  右奥に鍬崎山(2,089.7m)の画像

左に瀬戸蔵山(1,320m)  右奥に鍬崎山(2,089.7m)

 4ヶ月ぶりに山へ行って来ました。大山町の瀬戸蔵山(1,320m)です。

 「朝から雪模様」「雪の降る確率80%」の予報に反して、朝起きたら結構良いお天気。

 風邪気味がようやく快復したばかりで、前日の夜まで出掛けようかどうしようかかなり悩みましたが、でも思い切って行くことにしました。

 標高1,300m以上の山なのですが、実はらいちょうバレースキー場のゴンドラリフトに乗って山頂駅(1,188m)まで行ってしまうので、標高差は約130m、距離にして1.2k。
 このくらいだったら、4ヶ月のお休みと風邪、その他諸々で体力・気力・脚力など少々くたびれている私でも「何とかなる、どうにか歩ける」という判断をしました。
 
 また、誘ってくださったのが、ナチュラリストで朝日小屋で仲良くさせてもらっているSさん・Mさんだったので、きっとナンダカンダと上手くごまかしながら私を連れて行ってくださるのではという甘い考えもありました。

 青空が眩しく感じられ、久しぶりの山歩きを前にウキウキドキドキしながらゴンドラリフトで山頂駅へ。 華やかなウエアーのスキーヤーやボーダーとは分かれて、ワカンを付けて歩き始めます。

 瀬戸蔵山は、大品山、鍬崎山へと続く大品尾根にあるピークです。
 ゴンドラから少し離れてしまうと、もうその喧騒からは遠ざかり、いかにも山の中に分け入ってきた実感があります。
 覚悟していた急登も、恐れていたほどではありませんでした。お陰さまで歩き始めからのトレースも、嬉しいほど(!)しっかり踏み固まっていました。
 
 でもでも、その雪の感触といったら…もうたまりませんでした。歩くたびに、キュッキュッと雪が音を立てます。サラサラでふわふわで…、最高でした!!

 また、瀬戸蔵山のブナの林が私を元気付けてくれました。雪の帽子を被ったブナが、春に向けてその芽を膨らませてその日の近いことを感じさせてくれました。

 登りは、小一時間ほど。下りもあっという間でした。悪天候を予想していたわりには「儲けモノ!」の好天に、本当に幸せな雪上ハイクとなりました。